スレッド:最近買った本令和7年5月2日
最近買った本令和7年5月2日 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/02(Fri) 19:56:00 No.4961
『怪と幽vol.019』(角川書店)
そろそろ東洋史家の特集があってもいいのでは。

『関西の隠れキリシタン発見』(人文書院)               マルタン・ノゲラ・ラモス 平岡隆二編
尼崎の話はあるかな。

『図説 旧約聖書の考古学』(河出書房新社)              杉本智俊
なかなか興味深い。

『スペツナズ』(並木書房)                      M・ガレオッティ著 小泉 悠監訳 茂木作太郎訳
本願寺が雇う。

『飛脚は何を運んだのか』(ちくま新書)                巻島 隆
本願寺の密書。

『不条理奇談』(竹書房文庫)                     鷲羽大介
席田郡の話はあるかな。

『病院怪談』(竹書房文庫)                      宜月裕斗
尼崎の話はあるかな。

『愛知怪談』(竹書房文庫)                      島田尚幸 赤井千晴 岩里藁人 内浦有美 加上鈴子 御於紗馬
席田郡にも噂が流れる。

『呪家白夜』(竹書房文庫)                      沫、筆者
伊予の話はあるかな。
怪と幽 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 12:18:00 No.4964
> 『怪と幽vol.019』(角川書店)
> そろそろ東洋史家の特集があってもいいのでは。
>
特集『アラマタ伝——帝都物語40周年——』

表紙イラスト 丸尾末広
巻頭グラビア/記事 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 12:33:00 No.4965
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

令和画図百鬼  片輪車                        MON

芳賀日出男の写真家人生 望郷編                    芳賀日出男=写真 芳賀日向=文

異境日本 芦ノ尻の道祖神                       佐藤健寿

日本画展『Scary things in Japan——日本の怖いもの——』出展作家たち

怪食巡礼 五島民俗銘菓 八匹雷 菓舗松風軒 長崎県五島市中央町1‐37  村上健司
小説 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 12:40:00 No.4966
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

猿                                  京極夏彦

濱地健三郎の事件簿 怪奇にして危険な状態               有栖川有栖

シンクロニシティ                           山白朝子

メイク・ユア・チョイス                        澤村伊智
漫画 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 12:47:00 No.4967
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

槐と優 生霊でごめんなさい後編                    諸星大二郎

魔美華ちゃんが来る! 化け物屋敷におよばれしたよ           高橋葉介

おののけ!くわいだん部                        押切蓮介
エッセイ/論考 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 14:30:00 No.4968
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

それいけ!妖怪旅おやじ 第十七回 五島の妖怪伝説を訪ねる       村上健司×多田克己

怪奇の文芸、妖美な絵画 第九回 水島爾保布と谷崎潤一郎        東 雅夫
とびきり怪談実話 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 14:36:00 No.4969
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

雨宿り                                ねこや堂

おかしなチラシ                            蛙坂須美

立っている                              木根緋郷
スポットライトは焼酎火 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 14:41:00 No.4970
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

『女霊の江戸怪談史 大衆化する幽霊像』堤 邦彦            聞き手=東 雅夫
研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 15:00:00 No.4971
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

東アジア恠異学会 新刊『怪異から妖怪へ』をめぐって          木場貴俊

異類の会     異類・異郷の魅力                  穆 雪梅

怪異怪談研究会  怪しく異なるもの                  長谷川恵理

怪談文学研究会  山人からの逃走 山中妖女譚をヘンに読む       井上真史
東アジア恠異学会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/05(Mon) 15:15:00 No.4981
> 東アジア恠異学会 新刊『怪異から妖怪へ』をめぐって          木場貴俊
>
昨年末に『怪異から妖怪へ』(文学通信。以下本書)を刊行した。
本書は、二部構成で、第一部は「怪異学総説」として、恠異学会のこれまでの成果を整理しながら、「怪異」「神」「妖怪」の基礎的理解とそれぞれの関係について説明をし、怪異学入門編になっている。
第二部は「妖怪列伝」として、現在キャラクターとして認識されている「妖怪」が、どのように成立・展開し、現代にまで至ったのかを、鬼・白沢・天狗・鳴釜・河童・一目連・九尾狐・オサカベ・件・水子霊を事例にして考えている。
巻末には、恠異学会が本書で目指したことを、京極夏彦氏が解説している。
Re: 東アジア恠異学会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/05(Mon) 15:48:00 No.4982
> > 東アジア恠異学会 新刊『怪異から妖怪へ』をめぐって          木場貴俊
> >
本書に関連したイベントが二〇二五年に入って、立て続けに催された。
一月一一日には、京都先端科学大学で、トークイベント「小松和彦、若手研究者と語らう 妖怪×怪異の謎解き」が開かれた。
今回は、小松氏の『謎解き妖怪学』(角川選書ビギナーズ)が本書と同時期に刊行されたことにちなんで、小松氏と本書執筆者である久禮旦雄・久留島元・南郷晃子が登壇してトークセッションを行った(司会は筆者)。前半は、小松・久禮両氏による書籍の内容紹介を行い、後半は、お互いの本の感想をはじめ、活発な議論が行われた。
二月二四日には、園田学園女子大学(四月より園田学園大学)で、恠異学会主催の怪異学フォーラム「怪異から妖怪へ—拡散・増殖・変異—」が開かれた。
第一部は、「妖怪列伝」を担当した、榎村寛之・佐々木聡・陳宣聿・久留島元が登場して、各自が担当した「妖怪」について、特に何を問題にして取り上げたのかを開設した。第二部は、江戸時代の「怪異」「妖怪」を情報・メディアの視角から読み解いた研究書を上梓した、香川雅信(『妖怪を名付ける』吉川弘文館)・村上紀夫(『怪異と妖怪のメディア史』創元社)による対談(司会は大江篤)で、「情報」「メディア」「ネットワーク」をキーワードにしながら、お互いの本に対する感想や質問、そして本書を読んだ上で恠異学会のこれからに期待することを話し合った。
異類の会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/05(Mon) 16:39:00 No.4983
> 異類の会     異類・異郷の魅力                  穆 雪梅
>
〈第百四十九回〉李江龍「『豊都鬼城』からみる現代中国における鬼のイメージ」二〇二四年十一月二十三日

勝股隆氏は異郷を空間的観点から、海の彼方の異郷、水中の異郷、地下の異郷、天上の異郷、鬼等の異郷、隠れ里の六つに分類。
李氏は、一九八〇年代に中国の重慶市豊都県に成立した「豊都鬼城」を研究対象として取り上げています。
「豊都鬼城」では、冥界の鬼たちのオブジェや「天子殿」「鬼門関」等有名な冥界の風景を再現しており、「あの世に都」があるという伝説が流布し、「幽都」や「鬼都」の別称もあります。
再現された鬼は従来の幽霊というイメージから、非常に多様になってきたことが示されました。「鬼門関」にある鬼の像は「酒鬼」「才鬼」のように、身体や道具を誇張化と肥大化が見られ、「天子殿」の鬼の像は黒色を主としている。
黒色の鬼が誕生した要因の一つに、中国の風水思想を切り口に「豊都鬼城」と深い関係を持つ道教の思想、死に関する民間信仰、豊都北陰大帝からの影響を受けていることだと思われます。
Re: 異類の会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/05(Mon) 17:57:00 No.4984
> > 異類の会     異類・異郷の魅力                  穆 雪梅
> >
〈第百五十回〉伊藤慎吾「澁澤龍彦『東西不思議物語』と柴田宵曲『妖異博物館』その他」二〇二四年十二月二十七日

『東西不思議物語』(一九七七年)は澁澤龍彦の著書です。
本作品は古今東西の怪異・オカルトの文献を使用して書かれたもので、日本の怪異・妖怪を中心に紹介しています。執筆にあたって利用した文献がどのようなものであったか、特に柴田宵曲の『妖異博物館』を中心に見てきた。
結果として、『東西不思議物語』は、日本の〈不思議〉に力点を置いて執筆されたと明らかにしました。
資料探求に手間をかけず、手近な文献を参考にした記事も多く見られました。その主要な参考文献が柴田宵曲『妖異博物館』であり、特に〈不思議〉や〈妖怪〉に関わる事柄について『妖異博物館』の与えた影響は大きいと報告されました。
Re^2: 異類の会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/05(Mon) 18:38:00 No.4985
> > > 異類の会     異類・異郷の魅力                  穆 雪梅
> > >
〈第百五十一回〉服部友香「琵琶湖の魚をめぐる近世の『知』の世界——『ガナイタ』に注目して——」二〇二五年一月二十六日

服部氏は、近世後期に琵琶湖周辺の諸藩の藩士により行われた湖魚研究や、幕府の奥医師・栗本丹洲(一七五六〜一八三四)をはじめとする博物学者の著作において、「ガナイダ」がどのように扱われてきたかを明らかにしました。
そして、湖魚に関する先行の資料を引用、転写する過程で栗本丹洲の『皇和漁譜』で特異な「ガナイタ」の図像が生み出された背景を指摘し、近世の博物図譜の制作状況と絡めて論じました。
『皇和魚譜』に見える「ガナイタ」は細長い体と長いヒレ、つぶらな目、三本の長い鬍が生えている上顎と突出した下顎が特徴的です。このような淡水魚の形状から大きく逸脱した「ガナイタ」の図像が生まれた理由の一つとして、近世の博物図譜は、生体の写生過程で不正確な描写や戦功の図譜の転写を多分に含んでいることがあると、服部氏は報告しました。
怪異怪談研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 10:47:00 No.4990
> 怪異怪談研究会  怪しく異なるもの                  長谷川恵理
>
Re: 怪異怪談研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 11:01:00 No.4991
> > 怪異怪談研究会  怪しく異なるもの                  長谷川恵理

第三次怪異怪談研究会の第二回、第三回の報告。
第二回二〇二四年一二月二一日 早稲田大学(早稲田キャンパス)
「金魚怪異少女事始」西村こと
金魚と少女の組み合わせは日本人のどこかを惹きつけるものがあります。
近世近代文学に遡って、「少女と金魚」がどのように描かれてきたか提示していきます。
金魚と遊郭の少女、水槽に閉じ込められた金魚を殺す少女の描写などを挙げ、そこには「性・暴力・死」のイメージが在ることが示されます。それらの淫靡な影のイメージと少女の純粋無垢な光のイメージが重なるとき、その間に怪しい世界が立ち上がるのだと繙きました。
Re^2: 怪異怪談研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 11:32:00 No.4992
> 第三次怪異怪談研究会の第二回、第三回の報告。

第三回二〇二五年三月八日 清泉女子大学
一人目
「怪異と幻視のあいだ—中村古峡『亡母の手記より』から」一柳廣孝
中村古峡は、一九一七年の日本精神学会を設立する一方で、夏目漱石の門下生でもあった。
古峡の母シウが「私が子供の頃から見聞きしたこと」として書いた短編の幾つかを、故郷は『亡母の手記より」としてまとめました。全三十余編から選ばれた中に、何故か一つだけ怪談が含まれていました。その謎に迫っていくとそこには、迷信と医学(科学)の間で揺れ動く明治期の混沌が浮かび上がっていきます。
Re^3: 怪異怪談研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 13:08:00 No.4993
> > 第三次怪異怪談研究会の第二回、第三回の報告。
>
> 第三回二〇二五年三月八日 清泉女子大学

二人目
「近世文芸における轆轤首—首だけの怪談から烈女まで」三浦達尋
ろくろ首は、東アジアの「飛頭」と日本の「遊離魂」が混ざり合ったものが元で、江戸時代には人口に膾炙し、様々な近世文学に描かれます。ろくろ首は「飛頭型」「筋首型」「首長型」に分類されます。
女性で描かれることが多く、美人な女性の隠された欠点となることもありました。ろくろ首に注目することで近世の人々の怪談に関するリアリティを見ることができると論じました。
Re^4: 怪異怪談研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 13:17:00 No.4994
> > > 第三次怪異怪談研究会の第二回、第三回の報告。
> >
> > 第三回二〇二五年三月八日 清泉女子大学
>
三人目
「児童の世界から見た「トイレの花子」—学童クラブの調査報告」川島理恵
学校の怪談といえばトイレの花子さんですが、現代のデジタルネイティブな子どもたちは、花子さんについて、どのように語っているのでしょうか。そんな疑問を調査したものです。
結果は、児童による「トイレの花子さん」を含む「学校の怪談」の語りは減少していました。けれど、依然としてコミュニケーションのツールとして存在しており、大人が興味をもって児童に接すると、そっと見せてくれるものになっている。
怪談文芸研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 16:04:00 No.4995
> 怪談文学研究会  山人からの逃走 山中妖女譚をヘンに読む       井上真史

人が居るはずのない山中に、妖しき女と出会う。山中妖女譚の物語を考えると山人論に惹かれる。が、あえて山人から逃走し、「読みの拡張」を試みたい。今回紹介するのは、辻堂非風子作の浮世草子『多満寸太礼』(刊行年不詳)収録「弓剣明神罰邪神事」である。
作者の来歴は不明だが、多満寸太礼は浅井了意・林義端の影響を受け、修飾を駆使し、中国小説の翻案や古典文学・仏教文学をパッチワークする手法を受け継いでいる。しかし、その文芸的企みが「弓剣」でうまくいったかは疑問が残る。
Re: 怪談文芸研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 19:15:00 No.4996
> > 怪談文学研究会  山人からの逃走 山中妖女譚をヘンに読む       井上真史
>
原典を読む
舞台は富山県砺波地方。二部構成の物語は、都人を父に持つ「藤原良遠」が、山中で「龍田姫」を名乗る山の神に出会い、契りを結び、力を授けられる前半部と、その後良遠が残した剣を語る後半部にわかれる。
良遠が山中で出会った女は渓民瘡という病を患っており、全身の爛れを舐めてやると、神秘的な美女へと姿を変える。
前半部分は『三国伝記』の玄奘説話を典拠とし、病名も引用している。三国伝記では女は観音であり、玄奘は般若心経を授かる。「弓剣」の女は龍田姫という山の神であり、「孔雀明王経」の秘術を授け、山に籠る修行を教える。年月が経過し良遠は「二匹の鬼神」を従える仙人となった。
ここまでであれば、いかにもありそうな話である。だが、作者はさらに後日譚を試みる。
第二部は良遠が人界を去った二百年後、砺波の山中で邪神に追いかけられた僧侶が、かつての良遠の家に残された弓と剣を祀る寂れた社に逃げ込む。現れた神女の勅により五柱の神が宝剣を賜り、邪神を討ち、近隣の人々は「風の森の化け物が退治された」と喜び、新たな宮を建てたとする。
研究会ではこの後半部分は、浅井了意『伽婢子』「邪神を責め殺す」(巻八の二)に依る可能性が指摘された。
Re^2: 怪談文芸研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 20:22:00 No.4997
> > > 怪談文学研究会  山人からの逃走 山中妖女譚をヘンに読む       井上真史
> >
現場から読む
この話、在地的ネタが取り込まれていないだろうか。なお弓剣明神という社の存在は確認できない。
問題は「龍田姫」「孔雀明王経」「風の森の化け物」という語。実は砺波は風が強い地域である。近世ではたびたび飢饉の原因にもなっている。ローカル風除け信仰で「不吹堂」と呼ばれる寺社・祠が一六〇〇年代末期から作られ、その祭祀は主に密教寺院や山伏・一部真宗寺院によってなされた。孔雀明王経は密教僧や山伏が重視する。
近世不吹堂信仰のハブのひとつ、「是安不吹堂」(一六〇〇年代末建立)は現在「級長戸辺神社」と名を変えている。風除けで知られる奈良の「龍田神社」から勧請した神社だ。龍田の女性神は「龍田姫」として知られていた。
是安不吹堂は当地一宮・高瀬神社の支配下にあり、高瀬神社神職は代々藤原系である。「弓剣」の主役は「藤原良遠」である。
物語背景に砺波の風信仰がかすかに見えてくる。
もっとも『古今百物語評判』(一六八六年)では、山姥の異名として「龍田姫」を挙げており、風信仰に関係ない定番かもしれない。なによりも『多満寸太礼』は京都で出版されている。砺波から京都に情報が届いたか明らかにしなければ、思いつきは成長しない。
Re^3: 怪談文芸研究会 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/06(Tue) 20:44:00 No.4998
> > > > 怪談文学研究会  山人からの逃走 山中妖女譚をヘンに読む       井上真史
> > >
ネットワークから読む
手がかりは砺波の有力真宗寺院「瑞泉寺」十一世浪化上人だ。不吹堂が増えていく時期の人物で、松尾芭蕉門下の俳人でもある。京都と砺波を往来して文人や書肆と交流した。浪化の書いたもののなかには、砺波の風と、風が吹き出す「八乙女山風穴」に関する話と句も残されている。瑞泉寺は八乙女山の麓に建ち、周辺には祭祀に関わった不吹堂もあった。
多満寸太礼の刊行年は不明。木越治氏は「一七〇四年説」を唱えている。この場合、想定される執筆時期と浪化の京都活動期がかぶってくる。作者の辻堂と浪化に面識があったか定かではないが、浪化の存在から、砺波の在地情報が京都の俳諧ネットワークに伝播する流路を想定できる。
また多満寸太礼に序文を寄せたのは俳諧作法書も出している挙堂だ。本全体に通じる、要素のパッチワークと連想ゲームは俳諧的な楽しみとも似る。浪化や俳諧ネットワークとの繋がりがみえてくれば、この話はもっと面白く読めるだろう。
お化け友の会ひろば 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 15:25:00 No.4972
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

ファントムシータ                           もな・美雨・凛花・灯翠・百花

『光が死んだ夏』TVアニメ化                     小林千晃×梅田修一郎

『禍話n』                              かぁなっき×加藤よしき×梨

『ユビキタス』                            鈴木光司

浪曲『巷説百物語』                          真山隼人・沢村さくら

『余談と怪談』                            クリハラタカシ

『好井まさおの怪談を浴びる会』                    好井まさお

「Scary thing in Japan—日本の怖いもの—」              と金

「妖怪万博2025」                         柳生忠平
伸や
「怪談図書館」10周年                        桜井伸也

化け通『都市伝説解体センター』                    藤川 Q

カイトユウマンがいく 東京・丸の内に出現したガジロウ先輩に会いに行く レオ☆若葉
ブックレビュー 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/03(Sat) 15:33:00 No.4973
> > 『怪と幽vol.019』(角川書店)

特級呪物ホラーと謎解きの相乗効果                   千街晶之

近過去から〈いま〉を知る                       土方正志

怖かったでは終わらない「厭」な怪談の系譜               星野 智

索引や分布図にときめいたらもう妖怪沼にはまっている          宮本幸枝
千街晶之 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/10(Sat) 13:59:00 No.5012
> 特級呪物ホラーと謎解きの相乗効果                   千街晶之
>
『撮ってはいけない家』(講談社)                   矢樹 純

『骨を喰む真珠』(角川書店)                     北澤 陶

『妹が死んだ時の海亀』(竹書房怪談文庫)               朱雀門出
土方正志 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/10(Sat) 14:13:00 No.5013
> 近過去から〈いま〉を知る                       土方正志
>
『新編 怪奇幻想文学6 奇談』(新紀元社)              紀田順一郎
荒俣 宏監修 牧原勝志編

<吉永真一セレクション>
『第一巻 霊的近代の興隆 霊術・民間精神療法』(国書刊行会)     栗田英彦編

『第二巻 洗脳・陰謀論・UFOカルト』(国書刊行会)         横山茂雄編

<オーストリア綺想小説コレクション>
『廃墟建築家』(国書刊行会)                     ヘルベルト・ローゼンドルファー
星野 智 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/10(Sat) 14:31:00 No.5014
> 怖かったでは終わらない「厭」な怪談の系譜               星野 智
>
『血反吐怪談』(竹書房怪談文庫)                   つくね乱蔵

『厭談 畏ノ怪』(竹書房怪談文庫)                  夜馬 裕

『真景拝み屋備忘録 あの世の怪談』(竹書房怪談文庫)         郷内心瞳
宮本幸枝 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/10(Sat) 14:41:00 No.5015
> 索引や分布図にときめいたらもう妖怪沼にはまっている          宮本幸枝

『日本怪異妖怪大事典 普及版』(東京堂出版)             小松和彦監修

『日本の妖怪たち 妖怪出現略年表・妖怪分布地図』(角川ソフィア文庫) 阿部正昭

『Jamの百鬼にゃ行:かわいくて怖い妖怪図鑑』(笠間書院)      Jam
特集 投稿者:波浪規定 投稿日:2025/05/04(Sun) 11:28:00 No.4980
> 特集『アラマタ伝——帝都物語40周年——』
>
対談/『帝都物語』をつくった我々は、一体何者だったのか        荒俣 宏×佐野史郎

寄稿/小説『帝都物語』ガイド                     峰守ひろかず

インタビュー/OVA『帝都物語』シリーズ監督が語る魔魅の「帝都」   りんたろう

寄稿/帝都・伝奇・退魔の遺伝子                    荻堂 顕×柴田勝家

インタビュー/神田明神・禰宜から見た「将門」と「帝都」        岸川雅範

年表/荒俣宏年表                           伏屋 究

寄稿 私は見た!アラマタ伝説                     あがた森魚/大竹真由/風間賢二/鹿島 茂/京極夏彦/鴻上尚史/小松和彦/坂上治郎/下中美都/野村芳夫/藤森照信/横尾忠則

ロングインタビュー/荒俣宏という方法                 聞き手=郡司 聡

目録/アラマタ所蔵本大放出

エッセイ/40周年目の帝都物語計画                  荒俣 宏

- WebForum -