脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室
1998/03/15(21:31) from 133.205.77.18
作成者 :上杉聰 (CYI00373@niftyserve.or.jp)
この欄のルールについて少し・・・
 第一回の口頭弁論が終わって二週間が経ちました。この間、私は仕事で大変忙しく、この欄にメールを送る余裕がありませんでした。私宛の手紙形式で送ってくださった方がいらっしゃったにもかかわらず、何の書き込みもせず、申し訳ありませんでした。しかし、このページをのぞき込むことだけは毎日の「楽しみ」としてやってきました。
 メールが書けなかった理由はもう一つ、書き込まれている文章に直接に対応することが困難な場合があり、考え込んでしまったためです。もちろんこのページに私は登場する義務もないし、総括責任者でもありません。主体は、あくまで「楽しむ会」ですし、このページに書き込んでいる人たちです。しかし、私も参加させていただきたいですので、その立場から、次のような「提案」をさせていただきたいと思います。
 その上で、返答の出来るものに対しては、このあと、書き込ませていただきます。なお、私の仕事のペースからして、これ以後もこんなテンポでのお返事になることをお許しください。

1、低レベルな神経戦はやめよう

 まず、立場を超えて、「ののしり」「いやみ」「やっかみ」など、意地悪な神経戦の言い回しに直接に対応する必要は、互いにないと、きっぱり割り切り、高度な議論をしませんか。すくなくともこのページに参加する人は、よしりん支持派の人であっても、また私を支持してくださる人であっても、互いに、低レベルな、「便所の落書」のような投書や、「お前のカーチャン出ベソ」の類のやりとりはつまりません。私も、こうした書き込みに返答するために悩まないことにします。すくなくとも「楽しむ」という会の趣旨は、「内容の豊かさを楽しみ合うこと」と、狭く限定しませんか。

2、テーマの限定を

 次に、この「楽しむ会」というのは、まだ規約も何もないのですから、当面は、この脱ゴー宣裁判の被告となっている上杉を「どちらかといえば応援する」という程度の共通項以外はない、ということでしょう。その他の面では、政治的な立場はいろいろです。右翼も左翼も現実にはいるでしょう。私個人について言えば、自民党とも共産党とも、アジアの戦争被害について理解してくれる人とは、一緒にやっています。そして、どちらの勢力に対しても、この問題を政治利用しないで下さい、と言って回っています。つまりこのホームページの場や「楽しむ会」に、政治や、これまでの行きがかり上の確執、あるいはあまり関係ない問題を持ち込まないでほしいのです。それは持っていて構いませんし、完全に除外するのも無理と思います。しかし、その問題をここで正面から取り上げることはやめ、この裁判に何らかの意味で関連する問題に限定しようではないですか(「関連するかどうか」という判断は、当面のところ、書き込む本人がすれば、それでよいと思いますが・・)。

3、個としての発言を

 私は、純然たる個人主義者でありたいと思っています。可能な限り、個人の責任ですべて行いたいとも考えています。しかし、個人で出来ない場合が起こります。そのときは、その問題に限ってゆるやかな、各自の自発性にもとづいたネットワークで行動したいと考えています。この点では、小林君のかつての立場と同じです。彼は、それに耐えられなくなって、集団に逃げ込んだ、と考えています。かつての『ゴー宣』読者であれば、この点は理解いただけるでしょう。ここでの発言は、本人が何らかの限定をしないかぎり(たとえば、このページの管理責任者として、など)、そのようなものと考え、互いに「あちら」とか「こちら」という見方やめましょう。

 以上のような考えから、とくに「1、低レベルな神経戦」としての「便所の落書」を防ぐ意味や、また「3、個としての発言」に互いに責任を持つためにも、先に、ホームページの責任者の一人である今井さん方から「お願い」として、「アドレスのないものは、発言者が自己の責任を明確にしていないものとして、削除することがあります」という提案を支持します。このページを、内容豊かな楽しみを提供できるものにしましょう。


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