脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室 |
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1998/03/29(00:09) from 202.211.65.143 |
作成者 :悟のぱぱ(ymaeda@ps.inforyoma.or.jp) |
Re: 証言は証拠なのです! |
>スグルさんと悟のぱぱさんから私へのご質問に、証言の価値に対する疑問がありました。「証言はあやふや。客観的な根拠を示せ」というわけです。 私、そんなこと言ってませんよ。 >私は歴史の研究者です。<中略>スグルさんも悟のぱぱさんも、証言は書証や物証で裏付けられなければ有効ではないと考えておられるように思いますが、ある証言が他の物証・書証・証言と矛盾や対立しない場合は、それ自体が一つの証拠となります。 ええっと、私は当然、歴史の研究者ではないのですが、「根拠」というものの中に証言というものが含まれることを認識はしております。有効ではないとも思いません。そんなことは私は一言も言っておりません。書証、物証を求めているというのは上杉さんの拡大解釈ですね。私の文意を歪曲しないでください(笑)。 >その点で、元「慰安婦」として名乗り出た方たちが、現在は相互に全く無関係な場所に居りながら共通の発言をしていることは、十分な証拠となります。「騙されて連行された」という証言は海を超え、国境を超えて無数に出てきているのです。これを事実と認定することにほとんど問題はありません。 そうですね。「騙されて連行された」というのは、みなそうおっしゃっています。その点は異論はありません。ところで、吉田証言は、「騙して連行した」っていう証言でしたっけ?私の薄い知識では、軍による強制連行の証言ではなかったでしょうか? >その証言者と立場や利害が対立する人から同じ証言が出れば、さらに有力になります。「慰安婦」問題をこの社会から抹殺したいと願っている人たちが、吉田証言や元兵士の証言を、「証言は証拠にならない」と言い続けている理由はここにあります。(客観的に見て)加害の立場にいた人と被害の立場にいた人との証言が一致すれば、事情をよく知らない第三者の目撃証言より証拠能力は高いのです。小林君が元「慰安婦」と元兵士の証言を相殺しようとした「問題のコマ」がいかに重要なトリックとなっているかは、これでおわかりでしょう。 意味不明ですが。小林よしのり氏は元兵士の証言の中に「吉田証言」を含めて考えていたというのでしょうか? >吉田証言について言えば、このHPの「続・脱ゴー宣」のコーナーにも書いたように、彼の本には、事実を並び変えたり、他の人の体験を加えたりしている面があると考えられますが、個々の事実を嘘と断定できるような矛盾が、他の書証との間にはないのです(他の証言との間に対立はありますが、どちらが嘘であるかまだ断定できません)。 ですから、それを提示してくださいとお願いしているのですが。吉田証言の個々の事実と矛盾がない「他の書証」というやつを。 >もし、「その事件は私の村で起こった」という新たな被害者側の証言が出てくれば、吉田証言のその部分は確定的なものとなりますし、まだその可能性が残されている証言と考えられるのです。 え?「他の書証」にそれがあるのかと思っていましたが...。 >金学順さんの証言の変化については、吉見義明さんが『「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実』(大月書店)の73頁以下に書いていますのでそれをご覧下さい。私も『脱ゴー宣』の第6〜7章で書いています。批判する人は、最低限、これらを読んでからまた書き込みをお願いします。 これ、ずっと思ってたんですが、批判するためにこれが必要ですという資格を設けることはおかしいことなのではないですか? ですから、上杉さん、これほど、長い説明の文章など必要ありません。私が求めている答えを教えてください。 |
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