わざわざ、ありがとうございました。
資料のご提供、感謝致します。>>慰安婦と名乗りでた人の中には、日本軍によって性的暴行なり虐待を受けた人たちも含まれており、そういう意味では数は多い。
>> 『日本軍は2万人もいなかった』という数字の根拠は、旧日本陸軍で参謀だった宮元静雄氏の『ジャワ終戦処理記』だろう。
>>宮元氏は終戦時、ジャワ島に約2万人の日本軍兵士が残っていたことを推測 しているが、これには海軍や軍属は含まれておらず、さらに日本軍はスマトラにもニューギニア方面にも多数いた。また、アメリカ軍がオーストラリアから反攻してきた時は、東インドネシアだけで数万から10万の間の軍がいたと推定される。
なるほど、つまり意図的なものというよりはむしろ、『ジャワ終戦処理記』を信用したことによる錯誤とも受け取れますが、いずれにしても杜撰ですね。
とりあえず、私も自分で調べてみます。
それと思ったのですが、25万の兵力だとしても、2万2千人の慰安婦の登録はやはり多すぎると思います。
吉見教授の『「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実』によれば、
>陸軍では、方面軍や軍などが上から配置する慰安婦数として、兵一〇〇名に一名という基準をもっていた。(中略)かりに陸海軍が同様の基準をもっていたとすると、海外への派兵兵力はもっとも多かったときで三五〇万だから、慰安婦のいなかった最前線を除外して、基数を三〇〇とし、慰安婦の入れかわりをひかえめに見積もって半分とすると次のようになる(秦教授の計算方式を採用した)
> 300万÷100×1.5=4.5万
>これは軍が上から世話をして現地に「輸入」した数字である。これ以外に各部隊や警備隊・分遣隊などが現地で集めたケースが相当あるので、少なく見積もっても五万はくだらないだろう。入れかわりを二.〇とすれば六万となる。(中略)中国、フィリピンの慰安婦の場合、部隊が移動するとともに慰安婦生活が終わるケースが多く、入れかわりはずっと激しいように思われる。
>さらに各地で一定期間監禁・輪姦されたケースを含めると、慰安婦の総数は相当な数になるであろう。
>以上から朝鮮人だけで二〇万というのは誇大であると思われるが、一般にいわれている八万から二〇万という数字は、多すぎる数とはいえないだろう。
(『「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実』吉見義明・川田文子編著、大月書店)
ということは、慰安婦の総数は最大多く見積もっても二〇万人ですね。(ただし、これは計算結果の三倍を超える数なので、「多すぎるとはいえないと」いうには誇大です)
そのうち、インドネシアの兵員数二五万人。とすると、(兵員数三〇〇万を基数に)単純に頭割りしましても、インドネシアでの慰安婦の総数は二万四千人。
しかも、兵員に対する割り当て分は「軍が上から世話をして現地に「輸入」した数字」として、25万人に対して入れかわりを二.〇として五千人。
とすると、最大多く見積もった場合でも、「現地調達」、「一定期間監禁・輪姦されたケース」の総数は、一万九千人。それに対し実際に登録した慰安婦の総数が二万二千人。しかも、二〇万という慰安婦の総数が計算結果の三倍を超える誇大な数字であることを考慮すると、二万二千名の慰安婦の登録はやはり、あまりにも多すぎるのではないでしょうか?
実際数は一万以下で、現在生きておられる方はそれ以下というのが正しい数字ではないかと思いますが。
計算間違い、錯誤、事実誤認などがあればご指摘ください。
計算は苦手なもんで