脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室
1998/04/04(23:49) from 202.211.65.83
作成者 :悟のぱぱ(ymaeda@ps.inforyoma.or.jp)
質問ですが。
別人さん、こんにちは。
興味深く読ませて頂きました。

>・2万2千人というのは日本軍から何らかの性的被害にあった女性の申告をインドネシアの元兵補協会が受け付けた数であり,慰安婦だけでなく強姦などの被害も含んでいる.

> ・厚生省援護局のデータ(桑田悦・前原透「日本の戦争 図解とデータ」所収)によれば,インドネシアにおける当時の日本兵の数は25万人はくだらない.2万人ではない.インドネシアのジャワ島だけに限ればある時期には2万人程度だった時があるので,藤岡氏の言っている2万人という数はこの数字ではないのか.

> (石出法太・金富子・林博史著「日本軍慰安婦をどう教えるか」梨の木社より)

私の認識もスグルさんと同じでしたので、このことは初めて知りました。情報ありがとうございます。

正確を期すため、まず、藤岡信勝氏が主張しているインドネシアの慰安婦問題の記述を一部引用します。

>(※元兵補)協会は、日本に対し、元兵補三百万円、その妻に二百五十万円、慰安婦二百万円の補償を要求している。わずか一年の間に、この兵補協会に登録した慰安婦の数は、なんと二万二千人。一体インドネシア(ジャワ島)に何人の日本兵がいたのか。陸軍一万五千人、海軍と合わせても二万人程度にすぎない。これではまるで数が合わないのだ。
(藤岡信勝著「自虐史観の病理」より引用)
※は引用者付加。

2点ほど質問をよろしいでしょうか?

「慰安婦だけでなく強姦などの被害も含んでいる.」ということは、元兵補協会が募集したのは、元従軍慰安婦ではなく、広く「日本軍から性的被害を受けた女性」だという事でしょうか?ということならば、藤岡氏の記述はまったくのでたらめということになります。
さらに、協会は「慰安婦」に対する二百万円の補償を求めているのではなく、「日本軍から性的被害を受けた女性」に対する二百万円の補償を要求しているのでしょうか?或いは、それは性的被害を受けた女性に対する補償は別に要求されているのでしょうか?

在インドネシア日本軍の数は、藤岡氏は「インドネシア(ジャワ島)」と表現していますので、ジャワ島に限定していることは確かですが、「インドネシアのジャワ島だけに限ればある時期には2万人程度だった時がある」という表現は、二万人程度だった時があるが、それ以外の時はもっと多かったという意味でしょうか?それとも、ジャワ島の兵員数は二万であるが、それ以外の島に二十三万の日本軍が駐留していたということでしょうか?

「細かいことを!」とは思わないでください。というのは、私は、藤岡氏の今までの主張を見てきて、こういう小手先のトリックをしたのは見たことがありません。
間違いというには、研究者レベルではあまりにも初歩的すぎると思います(二十五万と二万ではあまりにも差がある)。
ですから確認をしたいのです。もし、こういうトリックで実際に我々を欺いているとしたら、氏のそのほかの主張に対する疑念にもつながりますので。

もし、ご回答がいただけたら幸いです


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