脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室
1998/04/05(16:01) from 130.34.25.51
作成者 :佐々木(sasakis@rism.tohoku.ac.jp)
Re: 訴えか証言か?
あれくさん、お答えありがとうございます。

あれく wrote:
> こんにちわ、佐々木さんはじめまして、あれくです。
> 以後よろしくお願いします。

こちらこそ、よろしくお願いします。

>>だから、その元「慰安婦」の方々の言うことは「訴え」であって「証言」ではないと思います。「証拠」としては元「慰安婦」の方たち以外の人の証言を用いる必要があると思います。

> ううと、うまく説明できるかは分かりませんが、元慰安婦の方々のお話は「訴え」であり「証言」であると言う認識がよろしいかと思います。元慰安婦の方々は当時の状況を色々証言されています。

> 例えば裁判では原告の証言は、証拠、証言としてみとめられないのでしょうか?
> そのあたりについてお教え願えませんか?慰安婦方達の言う事が「訴え」であって「証言」ではないとはどのような判断からでしょう?

 う〜ん、原告の方々は問題の当事者であって、利害関係のない第3者では有りませんよね。僕も法律にはあまり詳しいわけではないですが日本の法律では、例えば裁判の際には当事者は自分の有利になるように発言をすることが認められていると思います。というか、客観的な立場から発言しなかったからといって責められるようなことはないはずです。
 それだけに、原告と特定な利害関係のない第3者の発言でなければ「証言」とは言えないと思います。

 元「慰安婦」の方々の「訴え」は真摯に受け止めるべきですが、それは「訴え」の内容を真摯に検証し、真実を究明すべきということだと思います。「訴え」は検証されるべきものであってそれ自体が「証拠」となり得るものではないと思います。だから無論傍証を提示する必要はあると思います。その方面からの研究も行なわれていると思います。

> 重要な事は慰安婦の方達の「言う事」の何が真実で何が勘違いなのか見極める事だと思いますがいかがでしょうか?

 この点にはまったく同感です


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