脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室
1998/04/28(07:51) from 210.147.20.66
作成者 :上杉 聰(CYI00373@niftyserve.or.jp)
昨日の二つの裁判について
 昨日、東京地裁で脱ゴー宣裁判の第二回口頭弁論が開かれました。
 裁判長が四月の人事異動で交代。今度は男性の方です。裁判の引き継ぎに時間がかかるのか、私たちの前の事件がずれ込んで、始まったのは2時半ころ。高橋弁護士と今東・東方出版社長と私が名誉ある被告席へ・・。そして、なんと今回も、小林君が原告席に座ったのです。でもなぜか少しお疲れのようすでしたね。
 傍聴席は、応援してくださっている方々が20名くらい、このホームページを見て参加した18歳の作家の方や、楽しむ会の皆さん、そしてあの元SPA!編集長の鶴師さん・・驚きました。小林君側はゼロ。
 ところが、小林君側の弁護士さん、一週間前に提出するといっていた準備書面を昨日やっと提出。そのため、弁護士同士の口頭のやりとりはほとんどできず、簡単に裁判は終わってしまいました。傍聴の方々には残念でした。
 ただ、興味深いことに、小林君が証人として出廷したいという申し出を文書でしました。彼はやる気満々です。
 次回の公判は6月15日午後2時で同じ法廷です。こんどはこちらが反論する番です。楽しむ会から裁判担当の方二名が参加してくれて準備することになりました。次の裁判の前に相手側の弁護士に書面を渡して、次回はもっと楽しめる裁判にしたいと思います。

 ところで、昨日のほぼ同じ時刻に、山口地裁下関支部で、通称・関釜裁判と呼ばれる戦後補償裁判の判決が出されました。元「慰安婦」の方々が、部分的な賠償命令を勝ちとりました。関釜裁判の支援の方々は、小林君に抗議した福岡の50(40でしたっけ。今出先のため自信なし)団体の中心の人たちです。そのこともあって私も親しくさせていただいています。さっそくお祝いの電話をしました・・やったね!です。
 ハルモニ(元「慰安婦」や勤労艇身隊のおばあさん)たちには、まだまだ不満な判決ですが、今の日本の状況では画期的。皆さんも是非今朝の朝刊を詳しく読んでください。それをこのホームページにも反映させてさらに充実したものにしませんか。


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