>私としては女性であるあなたにこの問題で「共感」していただけたということに勝るものはありません。
>私の採っている立場は、女性には「それは男性の論理だ！」と言われることの方が多いと思っていました。

確かに、慰安婦の皆さんには同情しつつも、謝るよりまず国の責任の有無の追及が重要といったような姿勢は、結局は「男性の論理」と比較して、"相対的に" 被害者の心の傷を軽んじてしまっているという批判をお受けになることもあると思います。
わたしも個人的には、国の責任の有無より慰安婦の方々の心の傷を癒すことを考えるのが先では、と正直感じています。

でも、悟のぱぱさんの立場をわたしのこの感情が否定しているとも思えませんし、おそらく悟のぱぱさんも、わたしのこの感情も分かって下さると思います。
それぞれの考え方や感じ方があるのであって、なにより悟のぱぱさんにしても慰安婦にされた被害者を軽んじているわけではなく、謝る必要があるならとことん謝るべきだという覚悟があるから、その必要性の有無を論じてらっしゃるのですよね。

それに、悟のぱぱさんはそういった批判をされた時もきっとそれを甘んじて受けられるだけの覚悟はされているのではと思えます。
ご自分への批判もあるだろうときちんと想像されているのもそのためではと。

想像力の限界(への恐れ)は男性の限界で仕方のないことでもあり(お気を悪くされたらすみません)、それに、それが逆に「自分は恐ろしい人ではないか」と本気で反省できる誠実さを持てる強みでもあると思います。

逆にわたしは性犯罪の加害者の気持ちを理解しがたく、そのため自己反省より感情的恐れや怒りが先にたってしまいます。
その恐れや怒り自体は絶対否定できない、自分にとっても大事なことですけど、そこ止まりになりがちです。

本当は、わたしは普段は男性女性といったことを強調したく／されたくない、むしろ女性である前に性別を問われない人でありたいなあと思っているほうです。
ただ、この話題は、問題が問題であるだけに、被害者である方々に対して本当に犯罪の恐ろしさの理解はできなくても出来る限りそれを想像して同情するとか、逆に自分が加害者の立場に立ってしまったらどうだろう、今の自分はどうか、など反省する、そういう姿勢を保たれているということを示して下さる男性の誠意は、

これはあくまでひとりのわたしという女性そして人としてですが(当然次の感想を他の女性の皆さんに強制すべきではないですし、むしろ「そんなの甘い！」というのもありだと思います、わたしも普段は逆にそういう反感をよく持つ方ですのでそれを大いに認めた上でも)

それを見せて下さって嬉しいと感じています。

短く分かりやすくと思ったのですが長くなってしまいました。
(終わりの方の、1文を区切り毎に改行したのも、自分で書いていて上手くまとまらなかったためで、少しでも読みやすくしようとしたのですが、却って分かり難くなってしまっていましたらごめんなさい。)
もしも、わたしの文がそれこそ偉そうな文に読めてしまいましたら申し訳ありません。
なるべく同じ視座同士で書きたかったのですが、どうしても性差の問題が絡んできますとそういうふうにできにくくなるのがつらいところです。
本当に、お気を悪くされるかもしれません、重ねてお詫びいたします。
(でも、悟のぱぱさんでしたらそのような読み間違いはされないと信じています。)

最後に。前の投稿の繰り返しになりますが、
わたしも上杉さんが、悟のぱぱさんやこばさんのご投稿、わたしの駄文も入れてもいいでしょうか、それからその他にも何人かの方が(上杉さん宛に限らず)書いてらっしゃるのに対して、どうご回答されるか(上杉さん宛でないご投稿にしても、最近複数の方が、上杉さんを支持してらっしゃると思われる方の投稿への反論などを投稿されていますので、ここで何らかのご投稿が上杉さんからないとと思うと余計なお世話的な心配をしています)、お待ちしているところです。
正直、悟のぱぱさんやその他疑問を表明されている皆さんやわたしに対して、納得できるご説明をいただけない限り、少なくともその努力を放棄せず見せていただかない限り、本当にこの方は歴史家としてかつ「加害者とされる国の一員として」被害者の方々に頭を下げ手助けをしたいという思いと覚悟があるのだろうかと、悲しいことですが疑わざるを得ません。

(いつも読みにくい文章ですみません。
お読みいただいて本当にありがとうございます。)