脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室 |
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1998/05/14(01:18) from Anonymous Host |
作成者:悟のぱぱ(ymaeda@ps.inforyoma.or.jp) |
yonoさん、こばさんへ。 |
yonoさん、こばさん、こんにちは。 まず、yonoさんへ。 >わたしも個人的には、国の責任の有無より慰安婦の方々の心の傷を癒すことを考えるのが先では、と正直感じています。 >でも、悟のぱぱさんの立場をわたしのこの感情が否定しているとも思えませんし、 もちろん、分かります。あなたの感情は自然なものだと思います。 >それぞれの考え方や感じ方があるのであって、なにより悟のぱぱさんにしても慰安婦にされた被害者を軽んじているわけではなく、謝る必要があるならとことん謝るべきだという覚悟があるから、その必要性の有無を論じてらっしゃるのですよね。 そういう事です。謝りたくないのではなく、謝るに値することかどうかが分からなくては謝りようもないと思うのです。曖昧に「すみません」と謝ってしまうのはどう考えても相手を馬鹿にしています。そして、同時に罪がないかもしれない先人達をも馬鹿にしています。 >想像力の限界(への恐れ)は男性の限界で仕方のないことでもあり そうなんです。男性の想像力の限界というのはこれは「恐れ」でもなんでもなく明らかに存在します。(こばさんへのお返事のなかでご説明します) >そういう姿勢を保たれているということを示して下さる男性の誠意は、(中略)それを見せて下さって嬉しいと感じています。 そうおっしゃっていただくと私としてもありがたいです。 >もしも、わたしの文がそれこそ偉そうな文に読めてしまいましたら申し訳ありません。 いえいえ、全然、気を悪くなどしませんでしたし、偉そうな文にも見えませんでしたよ。お詫びしてくださる必要などどこにもありません。礼儀正しく、なおかつ率直な文章だと思います。 こばさんへ。 まず、 >あらためて表明いたしますが、私も女です。 との事ですが、実は私、二度目のあなたの投稿を見たときにそうではないかなと思いました。その理由が、yonoさんもおっしゃった「男性の想像力の限界」ってやつなのです。 あなたは二度目の投稿で、ご自分を慰安婦の立場に立たせましたよね。 >自分の”国”や”父祖”に、ぬれぎぬまで着せることに反発しているのが”自由主義史観”のひとつのスタンスですよね(悟のぱぱさん、違ってたら指摘してください)。謝るべきは謝り、謝る覚えのないことには謝らない。謝るべきことかどうかを模索しているのが今の論争なのでしょう。 まったくその通りです。 >もしこれが「国として謝る覚えのないこと」であったときに、いま現実に存在する元慰安婦の方々に対して、(言い方は悪いですが)「スマン、戦争の犠牲者と思ってあきらめてくれ」と”ほかの誰でもないこの私自身”が告げるのだという事実にどうしようもない痛みを感じます。 痛みはあります、正直、私も。でも、誤解を覚悟で言えば、おそらくその痛みは、こばさんが女性故、私以上だと思います。 >「覚悟の決め方」(うまくいえません)が、すごいな、と思うんです。 この言葉をあなたにも贈ります。 上杉さんや、支持派の人達は、是非、yonoさん、こばさんの率直なご意見、疑問に誠意を持ってお答えして欲しいと切に思います。(もちろん、私の投稿にもお答えして欲しいですが) |
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