脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室 |
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1998/05/19(11:04) from Anonymous Host |
作成者:秋月 康夫(AKIZUKI@chollian.net) |
Re: もう少しツッこんで書きます。 |
スグルさん、ご忠告ありがとうございました。 悟のぱぱさんのほうへ、おわびの投書をつけましたので、ご覧ください。
これは、このコラムを書いた記者が、ことさらに「自由主義史観」につらなる人物を意味させようとして「売春婦!」とさけぶ人物を虚報のなかに登場させたのだと、解釈しようとなさる方に対して感じたことです。 スグルさんの以下の記述に細かくはふれませんが、 >「世の中の誤解」を助長する悪質なものであり、自由主義史観派(いわゆる「強制連行ナシ派」)にとしては直ちに対処せねばならない重大な事件であったのです。 という部分には、納得できます。 >慰安婦の人達にも被害は及んだのもまた事実ですが、その反面議論をしていく上でも世に影響を与えたのだ、という事に同意してはいただけませんか。 には、よろこんで同意します。
いえいえ、わたしだって、最近、コメントを出しただけですから。 >僕も悟のぱぱさんも毎日がルール違反を犯した事、つまり「強制連行を否定する者=悪人・人間のクズ」という歪んだイメージを世に広めた(おそらくはこれが「有楽帳」の目的であったと思われる。)という事に憤慨し、批判を向けているのです。これは何かおかしな事なのでしょうか。 何回も言うように、「目的であった」かどうかは留保しますが、結果としてそういうイメージが広まったと考えて抗議するのは、正当なことだと思います。論証の難しさがあるものの、抗議する権利はそれにかかわらずあるはずです。
そこは理解しています。だからこそ、コラムを書いた記者が「自由主義史観派」をイメージして創作(?)したかどうかは、疑問がのこると思うのです。
>と言っておられますが、1部分だけで議論全体に反論なんてしていませんよ。「付録」などと言うのは無責任だと言っているだけです。別に代弁するわけではありませんが「自由主義史観」に対して失礼なのではありませんか? これは、悟のぱぱさんに対して自分がとった言動を説明したのです。スグルさんがこの部分だけを切り離して反論されようとしていたことを、うっかりしていて、失礼しました。 わたしは、「慰安婦」と「自由主義史観」のふたつのラベリングの性格の違いを説明している中で、この部分は、その違いを実証するうえで「付録」のような部分だと書いたのですが、そういうふうには伝わらなかったようですね。わたしの書き方が悪かったのだと思います。 わたしの意図は、……学者がつけた用語が、世間で誤解されたりあまりに世俗化したりしたために、本家本元が、自分で名前をつけた流派から離脱するということは、ままありますよね。ちょっとちがう話だけど、マルクスは自分がマルクス主義者じゃないと言ったとか……。それに、自分の考えが変わっていって、「史観」を変えるということもありうる。それが無節操に見えるかどうかは、その人の誠実さによるでしょう。「史観」以上に人格の一貫性が感じられることもあるわけですから。だから、それもさいごの手段としてとりうるということを指摘しようと思っただけです。「慰安婦」が、「実は勤労挺身隊」でしたと、鞍替えできないのとは、わけが違うでしょう。 では。 |
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