あなたは、本気でこんな単純な二分法で物事をとらえているんですか？この前提が問題外ですから、あなたの論理はぜんぜん成立しません。・・・・と、これだけで終わってもいいんですが、あえて書きますと；

>井沢氏の言う『「従軍慰安婦」派』は前者を指すものと思われますが如何？

>そして、今回の虚報事件は、記者本人か、記者に情報を提供した人物か、いずれかが犯した誤り（故意か否かを問わず）と思われますが、記者本人も、記者に情報を提供した人物も、分類すれば前者でしょうから、同事件は『「従軍慰安婦」派』の犯したものと言えると思いますが如何？

佐藤由紀さんという記者は、社会的側面みて、いろんな属性に「分類」できるわけです。たとえば毎日新聞社の社員であり、女性であり、キャリアウーマンであり、とかその他もろもろいろいろにね。その中から、特定の属性をとりあげる理由は何ですか？なぜ、「女の犯した罪」でも、「新聞記者の犯した罪」でもなく、「「従軍慰安婦」派（使うのも忌まわしいような造語ですが）の罪」という話になるんですか？また、一万歩譲って、佐藤記者が「従軍慰安婦派」なるものだとして、ある属性に所属する人間の行ったことを、なんの根拠でその集団全体の「罪」などと呼びうるのですか？

井沢氏の文章がでっち上げになっているというのは、ねつ造記事が書かれたことを利用して、そこから自分に都合良く、これを「従軍慰安婦派」がやった事件、とすり替え、イメージ操作しているということです。見えすいた、ごくありふれたデマゴギーの手口にすぎないんですがね。まだこういう単純な手口に引っかかる人がいる間は、井沢氏も少しは安泰ということでしょうか？言うまでもないことですが、これはその以前に同じSAPIOにのった小林よしのり氏の漫画の論理も、まったく同じです。ただ、それに世界的な情報戦とかデマゴギーとか言う、落合信彦ばりの漫画チックな誇張が加わっているだけ、少しは笑えるというだけの差でしょう。