脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室
1998/05/26(12:44) from Anonymous Host
作成者:さとみの恋人(maaji@mail.com)
Re: 題名にも内容にも異議あり!
akaki wrote:
>BADLIFE wrote:
>>そりゃ違いますね。著作権侵害はケシカランですよ。
>>小林氏は、批判(脱ゴー宣の内容)にはSAPIO誌上で反論しています。
>>そして、著作権侵害(脱ゴー宣におけるゴー宣の引用)に対して訴訟を起こしています。
>>訴えられた上杉氏は、これは著作権侵害ではなく正当な引用であると主張する一方で、この訴訟は言論弾圧のための方便であろうという推測を展開していますが… さて?よしんば『新ゴー宣』55章の3ページ目から書かれている事が全て事実であるとしてもこの訴訟が小林の言論弾圧のための道具である事には何ら変わりは有りません。
>引用文は
>主催者が怯えて(電話2本抗議を受けただけで)櫻井よしこの講演会を中止したのを「サヨクによる言論弾圧」と騒ぎ立てる一方で、脅迫された時点で刺されたり爆弾を仕掛けられる可能性を否定できなかった柳美里のサイン会中止を「サイン会は言論ではない」「脅迫しているのはチンケなストーカー野郎に決まっているから言論弾圧ではない」といいつのる、ナチスの嘘宣伝の一つです。
>言論弾圧か否かは強制力が働いているかどうかで先ず判断すべきで、
>よしりん流の幼稚なダブルスタンダードではお話になりません。

そもそも、裁判自体の目的が、上杉氏の手法が「著作権侵害か否か」ですから、言論弾圧と表現する、貴方の感性には、首を傾げざるを得ません。これは、法に関する認識を問うているのではないのですか。小林氏にしてみれば、「マンガにおける絵や図画の、無断引用は、著作権侵害である。」上杉氏「引用権は法の基に補償された、正当なる権利である。」この両者の見解の相違に対して、白黒つけるために「裁判」しているのでしょう。この様な事が認められれば、「総パクリ」本(まがい)が横行し、出版業界にも、暗い影を落とすと心配する人も出てくるかも知れません。マンガに関しては、法的な解釈が、いわば「グレ−ゾ−ン」のような所が有るのでしょう。それに、はっきりとした「法的保護範囲」を確定する、歴史的作業かも知れません。「言論弾圧」というなら、貴方がおっしゃるように、強制力が伴う必要が有りますね。それとも「敗訴」し、出版差し止めなり、損害賠償なりを認められた時、「法的強制力」が発生しますから、訴訟そのものが、「言論弾圧」なのでしょうか。是非御聞かせ願いたいです。

asaki wrote:
>>この訴訟が小林の言論弾圧のための道具である事には何ら変わりは有りません。
BADLIFE wrote:
>そのように断言なさるのであれば、この「言論弾圧のための道具である」というところが推測ではなく事実であるとする根拠を示してください。

akaki wrote:
>>言論弾圧か否かは強制力が働いているかどうかで先ず判断すべきで、
BADLIFE wrote:
>それでは、小林よしのりの脱ゴー宣出版中止要求は言論弾圧ではありませんね?
強制力が働いていれば、わざわざ訴訟なんか起こす必要はありませんから。

このようなやり取りを見ても、貴方の論法よりは、BADLIFEさんの方が、筋が通ってます。そして、

asaki wrote:
>ナチスの嘘宣伝の一つです。

かようなレッテル張りをしますが、少なくとも題名の 「BADLIFEの幼稚な嘘宣伝!!」という、あからさまな「誹謗中傷」行為には、管理者の方の見識が問われそうですね。貴方の文章からは、BADLIFE氏の文章における、「幼稚」「嘘宣伝」の論拠は提示されてません。論点に異議があったとしても、「幼稚である」「嘘である」とまで言えば、それなりに、「何所が」まで書込むのが筋でしょう。題名で書いただけですから、少なくとも「個人への誹謗中傷」と私は思いますが、如何なものでしょうか。少なくとも、「友愛の精神」など、かけらも感じられません。
そして、今一つ質問しますが、貴方は「神奈川人権センタ−」が、櫻井よしこ氏の講演に「抗議」するのは、「言論弾圧」では無いと思っているのですね。理由も明示しております。いわく「強制力」が伴ってないから。それなら、訴訟という、現代社会において、国民が等しく権利を認められた、正当なる手続きを踏まえた、「小林氏」の訴訟が「言論弾圧」になってしまう、異様なまでの「論理飛躍」の根拠を御聞かせ願いたい。訴訟に勝たなければ、「強制力」は持ちません。数々の著作権侵害にまつわる、法廷闘争は、全て「言論弾圧」なのですか。上杉氏にしても、一応学者で生活の糧を得ているのでしょう。そのような、私とは比較にならない「インテリジェンス」を御持ちの方が、かような言い分で「言論弾圧」と言う。そしてあなた方もそれに追従する。あなた方は、訴訟をされて「弾圧」と騒いでいるのではなく、単に「小林氏」から起こされたので、「言論弾圧」と、大袈裟な表現を取っているように、私には見えますが、如何なものでしょうか。
最後に、「サイン会は言論では無い」。これ、事実では・・・。少なくとも「神奈川人権センタ−」は、自らの主張とは、相容れない「櫻井よしこ氏」の講演を、「抗議」という手段に出ました。言論には言論が、真に自由な社会での流儀ではないのでしょうか。少なくとも、そのような市民団体に屈する、主催者も主催者でしょう。それは貴方のおっしゃる通りかもしれません。しかし、「櫻井よしこ氏」の講演は、明らかに言論です。少なくとも、「中止」するくらいですから、かなりの「ト−ン」で抗議したのでしょう。これは当事者のみが知る事ではありますが・・。このような行為を、貴方は「正当」であると御認めですか。そして、貴方は重大なる「論点ボカシ」をしております。「サイン会中止」に際し、朝日などの「反日」と目されている新聞において、「右翼の抗議」によって中止されたと「騒いだ」のです。小林氏も、ここを一番問題にしています。これは、重大なる「虚報」で有る事が、後の調査で解りましたね。犯人特定段階では、小林氏は「サイン会は言論ではない」という、冷静に考えれば当たり前の事を言いましたが、「犯人については、本当に右翼なのか?少なくとも現時点では謎だ!」程度の認識を示しただけでしょう。一水会の、鈴木氏が調べて、「虚報」をつきとめました。犯人確定前から、「右翼の犯行」と言い募った、マスコミの体質も「どうしようもないなあ」と思いますが、柳美里氏の場合は、「サイン会に爆弾」であり、「二度と出版行為に及ぶな」と言った、あからさまな言論弾圧では有りませんから、「言論弾圧よ!」と騒いだ本人こそ、事実を指摘されて、気恥ずかしくなっているのでは無いでしょうか。「被害者よ!」を騒ぐ時に、つい「言論弾圧よ!」と言ってしまった事を、批判しただけです。冷静になれば解る事でしょう。「ナチスの・・・」軽々しくかような表現を取られる、貴方の見識は、正直疑わざるを得ませんね。この場合問題なのは、いくら強制力が伴っていても、言論なのかどうかの方が問題なのですから。ですから貴方に、「強制力が伴う=言論弾圧」「サイン会=言論」故に「これは言論弾圧」となる為の大前提、「サイン会=言論」を証明して下さい。でないと、「社会的弱者(と思しき人)が何らかの迫害を受けた。自らの立場と同じくする人が何らかの(訴訟なり)圧力を受けた。」=弾圧。「前記の逆」=弾圧と騒いでいるだけ。という、あなた流の「ダブルスタンダ−ド」の存在を、証明しているようです。


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