脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室
1998/05/28(03:30) from Anonymous Host
作成者:ルパン4世(rupanthe4th@ma3.seikyou.ne.jp)
Re: 初投稿!
こんばんは、影男さん。御返事ありがとうございます。今後とも宜しくお願い致します。

資料が全く残っていない……確かにこれは我々アリ派からすれば不利な事実ですね。さあ、アリ派の皆様、どうぞ納得できる反論をして下さい。さあ。さあ。みんなを煽り立てて自分は傍観者に徹する卑怯な僕。

と、今回もこの手法を用いたいところなのですが、今回に限って言えば専門的知識のない僕にも何とか答えられそうなので、以下に僕の考えを書きます。

このホームページにおいてはすっかり信用を無くしてしまった感のある上杉氏の著書「脱ゴーマニズム宣言」にはこう書いてあります。

引用開始
軍や警察、あるいは行政機関などが、暴力的な強制連行を、業者たちに命じる文書を作るはずがない。そもそも、最初、彼らはダマしたり口説いたり、きつく命令などをするはずだ。それでもうまくいかないとき、強制連行となる。そうした手はずは現場に任されるだろう。「だから、強制連行もやむを得ない」程度の命令しか出されなかったはずだ。
そして、その命令も、口頭はあっても、文書になることはまずない。当然すぎることだ、犯罪だからだ。刑法でいえば、「だまし」は誘拐、「暴力的連行」は略取と呼ぶ。当時も今も刑法(二二四〜二二九条)で禁じられているこの犯罪の指令を、文書という証拠に残すアホはいない。
引用終了(38ページ)

ここでいう「強制連行」は、文脈から考えて明らかに「狭義の強制連行」です。僕が慰安婦問題を考える際にはこの本を拠り所にすることが多いのですが、今回もこの主張を支持したいと思います。貴方は、モノ一つ買うだけでもこんなに書類が残るのだ、とおっしゃいますが、それは「トラブル防止」のためではないでしょうか。後々、払った、払わないの揉め事が発生した場合、これらの書類が大きな意味を持ちます。ところが、旧日本軍がそんな意味を持たしちゃったらそれこそ大問題になります。一体何人の首が飛ぶか分かりません。そこで、口頭命令、という形にしたのではないでしょうか。では、口頭だけで慰安婦を集めることは可能なのか。僕は可能だと思います。「脱ゴーマニズム宣言」の39ページに載っていることが事実だとすると話は簡単です。持ってらっしゃらない方のために要約しますと、上層部で決めた事柄のうち、米軍の目に触れられると困るものは自民党の奥野誠亮氏を始めとする4人が地域を分担して各地に口頭で伝えた……という内容です。この4人が口をつぐんでいる、と考えると現実性はグッと増します。これなら一応辻褄が合うような気がするのですが如何でしょうか。

しかし、これではこの本ばかりを信用して後は全く調べていない、と思われそうですね。まあ、その批判は当たらずといえども遠からず、といったところなのですが。僕も、皆様が行っているような、この資料はこういう事実を示唆している、というような主張をしてみたいと考え、現在勉強中です。早く皆様のような高度な議論に参加したいものです。

それでは失礼致します。御仕事の方も頑張って下さいませ(ちなみに僕は学生です)。

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