ゲーム室

「本多勝一氏の謎」

このコーナーは、本多氏の著作を読んでいて生じる、素朴な疑問を集めたものです。なかには氏の生年のように本来は私的な領域に属する事柄もありますが、それが本多氏の著作の中で明記され、しかも一見したところ相互に整合性がないように思えるのなら、読者としては疑問を呈する権利があるはずです。

（もちろん、もし御当人が生年月日を非公開にしておられるというのなら話は別です。それならせいぜい著者の世代的背景を知るために大学入学年度や定年退職時期から大まかな年代を推定するぐらいで、それ以上しつこく詮索するつもりは毛頭ございません。また当然ながら、御自宅住所などのプライベート情報も、御本人が希望なさらない限り公開の場で扱うべきではないと考えます。）

ただし、このコーナーはあくまで読者間の情報交換のためのものであり、これをもって本多氏を非難する意図はありません。しばしシャーロキアンならぬカツイチアンになったつもりで、謎解きを楽しんでいただきたいと思います。

謎その１「本多氏の生年は？」

• 『アメリカ合州国』(朝日文庫、昭和57年第4刷)　奥付　「1931年長野県に生まれる」
• 『事実とは何か』(朝日文庫、昭和60年第4刷)　奥付　「1933年長野県生まれ」
• 『貧困なる精神第1集』(すずさわ書店、1989年第19刷)　奥付　「1933年伊那谷生まれ」
• 『貧困なる精神第22集』(すずさわ書店、1992年第1刷)　奥付　「1932年信州・伊那谷に生まれる」
• 『貧困なる精神A集』(朝日新聞社、1988年第1刷)　奥付　「1932年、信州・伊那谷生まれ」
• 『ベトナムはどうなっているのか?』(朝日新聞社、1977年第1刷)　奥付　「1933年長野県に生まれる。」
• 『マゼランが来た』(朝日新聞社、1989年第1刷)　奥付　「1932年、信州・伊那谷生まれ」
• 『アイヌ民族』(朝日新聞社、1993年第1刷)　奥付　「1932年、信州・伊那谷生まれ」
• 『カナダ=エスキモー』(朝日文庫、昭和56年第1刷)　奥付　「1931(昭和6)年、長野県生まれ。」

さぁ〜て、一体どれが本当なのでしょうかねぇ。どれを信じればよいのでしょうか。

（出題者：いずみ）

謎その２「本多氏の最終学歴は？」

• 講談社文庫版『アラビア遊牧民』奥付より

「本多勝一　1933年長野県生まれ。京大農林生物学科卒。」

• 梅棹忠夫・責任編集『現代の冒険１ 砂漠と密林を越えて』（文藝春秋）より

「本多勝一（ほんだ・かついち）
１９３３年（昭和８年）長野県に生れる。千葉大学薬学部を経て５９年京都大学農学部を中退。」

はて、どちらが正しいのでしょうか？

（出題者：けたけた）

ホームページへ戻る

最終更新日2000/05/06 (Y/M/D).