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速   報


本多勝一研究会ホームページをご覧のみなさまへ

当研究会ホームページをご覧頂き、まことにありがとうございます。この度、 http://www2u.biglobe.ne.jp/~ikawag/honda.htm において、本多勝一批判の批判を論じていると作成者の川口泉氏からメールが届いたので、お知らせいたします。川口氏は上記に挙げたアドレスの「目糞、鼻糞を笑う」本多勝一バッシングという文の中で、本多氏の本質であるサヨク主義こそ批判されるべきだと断じ、そうした見地から「本多批判派(川口氏が仰るところの)」も批判されています。

当研究会も、「批判」を踏み外す、危険な本多バッシングという章で、この研究会なるものは極めてバッシング性が高く、ここまで来ると明らかに批判とは言えない代物に転落してしまっている。これらの人たちは、個人的な論難をいくらしても非生産的であることが分からないようだ。本多勝一を信奉する人たちは多い。本多バッシングはその単純な裏返しにすぎない。と批判されています。

当研究会の姿勢を再確認させていただきますと、当研究会は「文献考証」という手段を採用することで、過去の本多氏の著作や過去についてより深く知りたいという「共通認識」のもとに成立しているのであり、個人的な論難のために成立しているわけではありません。本多氏に対し、一定の評価をしている方も会におります。私個人のことを申しますと、本多氏が行動派であったことは認めておりますし、また、本多氏が活躍していた頃の論壇の状況をよりよく勉強することができたことが、会に関わってよかったことであると考えております。例えば、会と関係者とのやり取りを目の当たりにすることが出来たことがそれでしょうか。カンボジア問題では元朝日新聞社編集委員の井川一久氏、宣誓論争問題では故・山本七平氏と論争された佐伯真光氏、審判をされた松本道弘氏。人によって「為になる」ことは異なりますので、非生産的であるかどうかは価値観の違いというしかないでしょう。

更に、川口氏は民主主義を覆すような勢力と闘うための言論抑制の主張、これは言論の自由を人権などよりも優位に置いている日本では珍しい意見で、現在ではまだ少数派である。しかし、欧州などでは常識なのであって、先見的な主張として高く評価できよう。実は、バッシング派はこの点でも本多を嫌っているらしく、「ホロコースト否定」のネオナチとまで手を組んでの本多バッシングを目指しているもののようだ。批判に徹するあまり、本多の優れた面までも批判しようとする動き。これは危険である。と書かれています。

歴史修正主義と当研究会については、会の呼びかけ人である西村氏のサイトにおける昨日までの一言「更新できませんのお知らせ」を参照して下さい。これを見ていただければご理解いただけると思いますが、呼びかけ人からしてホロコースト否定者批判の先陣であり、ネオナチと手を組んで本多バッシングを目指そうとして会としての統一見解を打ち出すことなど不可能です。また、私もホロコースト否定論は支持しておりません。ただ思い当たることを述べますと、先日までこの速報欄にあった江ノ原元氏から届いた『週刊金曜日』への公開問題提起文(注:現在は読者の広場に移動してあります。メールは届いたときの体裁にしてあります。というのも、江ノ原氏が当研究会の会員であると誤解されないため。もしかしたら、この点誤解されたのかもしれません。元の体裁のものは、oldkoukai.htmlです。)から川口氏は判断されたのだと推測しています。確かに、江ノ原氏のメールは木村愛二氏弁護の立場で書かれています。しかしながら、その公開問題提起文の中に当研究会の名前が出されているため、こうした文面で紹介されたということを報告するためにここに掲示したわけです。木村氏のページも挙げたのは、木村氏のページで補足がなされていたからです。

繰り返しになりますが、私たちの研究は本多氏の著作の過去・現在を明らかにすることであり、会が結成された経緯からして(「本多勝一研究会」とは何か?を参照して下さい。)、会として特定のイデオロギーを支持したり、すり寄るような真似は不可能です。なぜなら、当会には、本多支持者「だけ」、あるいは本多批判者「だけ」が集まっているわけではなく、いわゆる保守派・右派から市民派・リベラル派まで幅広い層の方が会に参加しているからです。なぜこうしたことが可能かというと、私たちが行っている研究は、誤解を免れることは出来ませんがあえて平易に言い換えるならば、基本的には本多氏の著作の「字句違い調査」であると言えるからでしょう。またそうすることによって、イデオロギー的な仲良し倶楽部に堕することなく、適度な緊張感を持ち研究が進められると思っております。

最後の章の批判者は誰が批判するのか?については、AMLを批判することにより、また、本多勝一の問題も、本多勝一批判派(その一部はバッシング派)の問題もみなここに帰着するのではないか。と川口氏が仰るところの「批判派」に論点を拡大しています。しかし、当会はAMLのように個人情報を出さないとMLに加入できないということはなく、また会員以外の方でも書き込める掲示板を用意しております。批判したければそこに書き込めばいいだけの話ですよね、とだけ付け加えておきます。

HP管理人 武夫 (この文章は管理人の一私見であって、会の公式見解ではありません。念のため)


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最終更新日 1999/11/01 (Y/M/D).