>Merkatzさん
中国のあちこちに兵器が分散したのは確かですが遺棄されたとする兵器の分量的に、あまりに多いことから、作戦での使用のため分散していただけで、中国のあちこちに化学兵器貯蔵庫を造ったり、研究所を置いていたわけじゃありません。当時終戦直前の状況ではあれだけの化学兵器を分散させる必要性と、運搬手段、も欠けていたし、ソ連の参戦も直前に知ったらしいので、時間的な余裕も少なかったかと。
石井四郎率いる731部隊の本拠・研究所はハルピンの北、数十キロの荒野でした。
所謂満州でしたね。ですので軍部の書類でもハルピン特務機関とか防疫部とか言われてました。
中国では研究所はそこだけのはず。しかし日本の本土には石井の指示の下、瀬戸内海、太平洋側に何箇所も研究所があり、時々、東京の医科系の大学にも研究施設の跡があったりします。
人体実験の証拠を挙げるなら僕も掘り出しに中国に行かないと。ただ証言は沢山あるでしょう。
僕自信も小学生の時、おじの近現代史をやっている立命館の教授(当時はまだ立命館高校の校長)と、某製薬会社の社長(ミドリ十字じゃないです)とが親戚の家で話す機会があったとき、その時耳にしたマルタと言う言葉の意味を後でおじさんから聞いてちょっとびっくり。ちなみに、細菌兵器等が当時一部で使用されていたため、被害者から訴訟が起こっています。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4586/
このアドレスに訴訟の経緯が載っています。ただそのページは被害者側の弁護士であることと、日本の弁護士に関する国際法知識は怪しいので、事実を読む程度にしたほうが良いです。
状況証拠は以下の本がありますが、掘ったほうが早いでしょうね。
殺戮工廠・731部隊 : 発見された細菌部隊兵士の告白調書 / 滝谷/二郎|著 -- 新森書房, 1989.4
消えた細菌戦部隊 : 関東軍第731部隊 / 常石/敬一|著 -- 海鳴社, 1989.8
〈論争〉731部隊 / 松村/高夫|編 -- 晩声社, 1997.6
歴史の事実をどう認定しどう教えるか : 検証731部隊・南京虐殺事件・「従軍慰安婦」 / 笠原/十九司|〔ほか〕編 -- 教育史料出版会, 1997.10
731免責の系譜 : 細菌戦部隊と秘蔵のファイル / 太田/昌克|著 -- 日本評論社, 1999.7