中国に残されている旧日本軍の化学兵器は、一九五〇年代から中国政府によって大半が集められ、現在、吉林省敦化市ハルバリン地区など中国国内十六カ所に埋設。
日本政府による平成七年二月から計八回にわたる外務・防衛両当局などによる調査団の派遣で、推定七十万発と見積もられている。
人民解放軍が正式参加することになったのは、日本政府が、化学兵器禁止条約の条文に「各締約国は国が保有、占有し、または国の管轄もしくは管理下にある化学兵器を廃棄することを約束する」とあることに着目して説得、中国側もこれを受け入れたことによる。
中国政府は、
(1)埋設作業を行ったのは中国側で、地形などに詳しい
(2)日本の自衛隊派遣は中国の国民感情から回避したい
(3)日本の化学弾のほかに、他国の化学弾や通常の爆弾も混じって埋設されている
などの点を考慮し、「早期処理のためには、人民解放軍に化学弾の発掘・運搬を担当させるのが妥当」(日中関係筋)との結論になった。
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ところで、この資料は則巻おかきさんの主張とは随分異なるのですが、古いのですかね?
http://www.sankei.co.jp/databox/paper/9701/html/0112side04.html