それとサンドウィッチさんがおっしゃっている『ハルピンでの掘削は終わったよ』との指摘ですが、ハルピンにあったのは731部隊に関連する特務機関本部です。
研究所と部隊の駐留場所はハルピンの北、と前にも申しました。中国での北ですから、50キロ以上北です。なにしろ研究員も細菌に感染して、死ぬことが多かったです。経口感染を防ぐ為、常にりんごをかじっては吐き出しながら細菌を外に追いやっていたぐらいですから研究所がハルピン市内にあれば当時日本からの移住者も多いこともあり大変なことになります。
『悪魔の飽食』について僕が「初期の本だから、事実調査等が粗い」しそういう指摘を受けるだろうと前に言っていたのはサンドウィッチさんのご指摘のとおりです。ですから最初の731について読むべき本リストの中に含めませんでした。ところで『サンドウィッチさんについて』は一冊も読んでいなかったと僕が言い放ったことについて謝ります。それと僕、思うのですが中国はまだ遺棄化学兵器の数について正式な解釈を発表してません。
しかし普通、中国側の言う遺棄化学兵器の数日本側のそれなはずです。日本が言う70万発と言うのはまだまだ増えると思います。
ところでキラーカーンさんに質問です。人体実験は細菌に関してのみで化学兵器についてはやっていなかったという論拠は?別に証拠を出せ、と言っているわけじゃありません。
サリンも当時研究していたと言われている。当時すでに毒ガス禁止宣言などがあるからと言ってそういう無味無臭で証拠が残らなさそうな化学物質は人体実験すると思うのだけど。確かに比較的細菌兵器の人体実験が多いのは知っている。
杭にマルタをくくりつけて、風上から細菌兵器を爆破させて実験をしたりした。ただ細菌兵器実験が多いのは防疫の必要上、潜伏期や症例、免疫薬の開発と言う細菌固有の手間の為であって、それが化学兵器の人体実験の必要性を減じるものではないと思うのですが。
>関東の工藤さん
寛容におっしゃっていただいて有難うございます。そうご理解くださるなら僕も本望です。