サリンよりも最近(細菌)、五輪が注目。(すいません)


投稿番号:12603 (2000/09/03 07:07)
投稿者:則巻 おかき(こけ〜こ・こっこ国際法!)
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内容

>個無想さん
>則巻おかきさんは朝日新聞による誤った情報、又は朝日新聞の記事の誤読若しくは記憶違いにより、「化学兵器を掘るとマルタの骨が出てくる」という結論に至ったと考えることが出来ます。以上、基礎となる資料が誤っていると、「とんでも」な結論が出ると言う、見本のようなお話でした。
朝日新聞が間違った情報か〜。なるほど。中国が埋めたという遺棄化学兵器は、個無想さんが次のように引用されておられるとおり、
>『1995年04月27日
>外務省など関係者によると、敦化市は太平洋戦争中、旧日本軍の弾薬の集積地だった所で、敗>戦と同時に大量の毒ガス弾が遺棄された。その後敦化市などが独自に穴を掘り、埋設処理したが、同市周辺では戦後約五百人が、遺棄毒ガス弾の事故で死傷したとの報告もある。』
 中国側がやっている遺棄化学兵器を埋める行為は中国軍が武器解体をし、もしくはソ連軍からそれらの兵器を受け取ったわけではないでしょう。
 それと中国側が不発弾処理みたく、遺棄化学兵器を埋めて処分するのは遺棄国である日本の責任を減じるものではないでしょう。遺棄化学兵器なんて中国側が見つけても爆破も中和処理も怖くて無理だし技術的にも不可能でしょう。埋めるしかない。中国側が埋めた兵器については遺棄国が中国になると言うことではないです。
 中国側が遺棄化学兵器を埋めたというのは特定の都市、場所で発見された遺棄兵器を単に処理しただけの話でしょう。例えば日本で仮にアメリカの原子爆弾の不発弾が発見され処理法がわからないから日本側が埋めてしまったとしても遺棄したのが日本国になるわけじゃありません。

 それとサンドウィッチさんがおっしゃっている『ハルピンでの掘削は終わったよ』との指摘ですが、ハルピンにあったのは731部隊に関連する特務機関本部です。
 研究所と部隊の駐留場所はハルピンの北、と前にも申しました。中国での北ですから、50キロ以上北です。なにしろ研究員も細菌に感染して、死ぬことが多かったです。経口感染を防ぐ為、常にりんごをかじっては吐き出しながら細菌を外に追いやっていたぐらいですから研究所がハルピン市内にあれば当時日本からの移住者も多いこともあり大変なことになります。
 『悪魔の飽食』について僕が「初期の本だから、事実調査等が粗い」しそういう指摘を受けるだろうと前に言っていたのはサンドウィッチさんのご指摘のとおりです。ですから最初の731について読むべき本リストの中に含めませんでした。ところで『サンドウィッチさんについて』は一冊も読んでいなかったと僕が言い放ったことについて謝ります。それと僕、思うのですが中国はまだ遺棄化学兵器の数について正式な解釈を発表してません。
 しかし普通、中国側の言う遺棄化学兵器の数日本側のそれなはずです。日本が言う70万発と言うのはまだまだ増えると思います。

 ところでキラーカーンさんに質問です。人体実験は細菌に関してのみで化学兵器についてはやっていなかったという論拠は?別に証拠を出せ、と言っているわけじゃありません。
サリンも当時研究していたと言われている。当時すでに毒ガス禁止宣言などがあるからと言ってそういう無味無臭で証拠が残らなさそうな化学物質は人体実験すると思うのだけど。確かに比較的細菌兵器の人体実験が多いのは知っている。
 杭にマルタをくくりつけて、風上から細菌兵器を爆破させて実験をしたりした。ただ細菌兵器実験が多いのは防疫の必要上、潜伏期や症例、免疫薬の開発と言う細菌固有の手間の為であって、それが化学兵器の人体実験の必要性を減じるものではないと思うのですが。

>関東の工藤さん
寛容におっしゃっていただいて有難うございます。そうご理解くださるなら僕も本望です。


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