脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室 |
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1998/04/14(01:00) from 163.139.117.6 |
作成者 :スグル(series@anet.ne.jp) |
それでは根拠になり得ないと思います。 |
スグルです。上杉さんの文章、読ませていただきました。しかしどうしても納得いきません。 >あれく」さんはーー はあ、僕や悟のぱぱさんは「きちんと読んでなかった」んですね。つまり「誤読」してたって事ですか。なるほど。あなたの言い分がわかりました。あれくさんの解釈が「正確」と言うならばつまり、 「吉田証言が事実だと言う証拠は無いが、ウソだと言う証拠も無い」 ということですね。 >秦さんが済州島調査に入った時点は、すでに被害者が多数出てきていて、騙しによる連行が多いということが明らかになっていました。彼女たちが暴力的強制連行など、ほとんど問題にしていない時期に秦さんの調査は行われたのです。 …??そりゃヘンですね。当初慰安婦裁判を担当した高木弁護士は後に裁判の内容を収録した著作の中でこの問題のポイントを「軍・官憲による強制連行」と位置づけ、吉田証言を裏付けの根拠に使って「奴隷狩り」をアピールしていたはず。そんな論では説得力ないんじゃ…? >多少気が引けたのか、秦さんは上記の報告書の末尾で、「済州島での事件が無根だとしても、吉田氏の慰安婦狩がなかった証明にはならない」とし、慰安婦狩りについて「今のところ訴訟の原告をふくめ百人近い被害者側から該当する申告がないのも事実である」(「昭和史の謎を追う」第37回『正論』238号、1992年)と書いています。 でも秦教授の調査から吉田証言が崩れてすでに丸6年以上経っています。それまでの間、1つでも吉田証言を裏付ける証言が出てきたでしょうか。証言者どころか目撃者すら出てきませんね。そこのところかなり不自然に思いますが。 >しかし、「慰安婦」問題で肝心なことは、連行の暴力的形態だけでなく、騙しも強制であり、さらに重要なことは慰安所で性的強制が行われたことです。この点に軍が>積極的に関与したことが明白に証明できる以上、国が賠償することは当然です。 関与と言われましても、それは全て慰安婦の身を守るための関与で、到底国の責任を問えるものではありません。「慰安所で性的強制が行われた」と言っておられますが、あなたはどうやってそれを立証するつもりなのでしょう。「慰安婦を奴隷的に拘束するための関与」をしめす確証はまだ何1つありません。「元慰安婦がそう言ってるから…」というだけでは国家補償なんか絶対出ませんよ。 >中国についても、鈴木啓久・陸軍中将が書いた「単県に於いて慰安所を設置することを副官堀尾小佐に命令して之れを設置せしめ、中国人民及び朝鮮人民婦女20名を誘拐して慰安婦となさしめました」という供述調書が、最近公開されました(『世界』98年5月号) 今月の「世界」の特集ですね。読んでみましたが、岩波書店ってまだこんな無意味な事やってるんですね。この供述はすべて中国に戦犯として捕えられ、何年もの拘禁状態で書かされた調書ですね。これを根拠にするのはムリがないですか?朝ナマで梶村氏が提示してた「強姦所資料」(あれ以来一向に見かけなくなりましたが…)と大差ないですね。ためしに裁判で使ってみてはいかがでしょう。却下されて終わりでしょうから。 >これらは、いずれも韓国における「慰安婦」の軍命令による暴力的強制連行を積極的に証明するものではないのですが、あったとしても不思議でないし、それらと矛盾しない書証、証言の類の一部です あなたの言う通りです。全く慰安婦問題の解決の役には立たないと思います。外務大臣の指令書を含めこれらは単なる「日本軍=悪」へのイメージ操作の域を出ませんね。これでは書証、証言にはなりません。 あなたは「吉田証言は問題の本質と関係ない。」と言いながら、かつて吉田証言を持ち上げていた事を問われると「吉田証言はウソだとは証明されていない。他の証言が出れば確実になる」と言って完全に捨てようとしない…一体どっちなんでしょうか?今まで議論してきましたが、少し都合が良すぎる理論では?と思わざるを得ません |
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