脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室
1998/05/17(02:14) from Anonymous Host
悟のぱぱ(ymaeda@ps.inforyoma.or.jp)
秋月康夫さんへ。
秋月さん、お返事ありがとうございます。

> 映画の試写会に行って、「売春婦!」だなんのとヤジった人がもしもいたとして、その人が「自由主義史観」の人なのかどうかなんて、議論してもむだなことだと、わたしは思いますけど。

もし、このヤジった人が実在すればその通りです。
しかし、その人は実在しなかったわけでしょう?とすれば、毎日新聞は何らかの意図を持ってこの記事を捏造したということになります。その意図はなんなのかが問題だという事です。その意図がなんなのか、私には明らかに思えるのですが。

>そして、その名前をあげられる範囲の人たちは、まさに「自由主義史観」を名乗るグループの有力な論客から、「証言はいくらでも作れる」などと言われているのですから、それが、ありもしない子供の頃のはなしをして演説をぶったというようなことを書かれたら、この範囲の人たち全体を傷つける結果になるのは、ちょっと考えればすぐにわかることです。

もちろん、私もそれはわかります。毎日新聞の記者は元慰安婦の方を自らの「主張」のために利用したのです。これはもちろん許されることではありません。で、私はその「主張」の内容も問題だと言っているのです。

> 「自由主義史観」が、映画の試写会でヤジるような行動とは無縁であるとみなされるかどうかは、その「史観」を自認する人の言動によって作られるイメージによっているわけで、自分たちがふだんから立場を明確にしていればいいことではないでしょうか。

人々が、きちんと自由主義史観を標榜する方の本を読んだ上で判断するのならばともかく、それ以前に、反対論者から人格攻撃や、中傷、主張のすり替えなどを行われています。自由主義史観の論者が「慰安婦が存在しなかった」と主張していると誤解している人は私の身の回りにもたくさんいます。それは、自由主義史観の主張を歪曲して紹介し、それを攻撃するという手段を反対論者が常に採ってきたことを雄弁に物語っています。今回の事件もその一環としての捏造ではないかと私は考えています。この会議室でも紹介しましたが、毎日新聞はかつて一面トップでも「新しい教科書をつくる会」の主張を歪曲した記事を掲載しています。その記事曰く

>従軍慰安婦の教科書記載をめぐる論争では、「官憲の暴力」のみを強制連行とする主張がある

だれもそんな事言ってませんよね。「官憲の暴力による強制連行は確認されていない」というのが、「つくる会」の主張だと思いますが、それを故意に歪曲しています。卑劣な手段と言えるでしょう。

>「自由主義史観」の名前が汚れてしまったと思えば、また、別の名を名乗ることさえ、むずかしい話ではないのです。

それは、簡単なことですか?藤岡信勝氏という人間が、「自由主義史観」から、「藤岡史観」に鞍替えしたら、それで、けがされたイメージが回復出来るんでしょうか?

> そういうわけで、ご説には、ちょっと賛同しかねるのですが、

私としては、慰安婦の方がこの事件の被害者であることはもちろん否定しません。
しかし、「強制連行ナシ派」(自由主義史観)もこの被害者だという点に何故同意していただけないのかが分かりません。私が最初にあなたの文章に違和感を感じ、レスを付けされていただいたのは実はその点なのです。
別に頑なに否定しなくともいいではありませんか?すくなくとも、あのコラムが攻撃の対象としたのは、「強制連行ナシ派」なのですし、あなたも「それはそれで、お気持ちはよく理解できます」とおっしゃって下さっているのですから。

>そのように理解しております。わたしが、坂竜飛騰さんへのレスという形で投稿したことが、坂竜飛騰さんへの(オーバーにいって)敵意に感じられたのかもしれませんが、単に補足をしようと思っただけです。

その点は了解しましたが、続いて、

>坂竜飛騰さんのご意見に賛成というわけでもありませんが、

というのは如何なる理由でしょうか?
坂竜飛騰さんがどのような立場で発言をなさっているのかは、この文章からだけでは読みとれませんが、どちらにも偏らない正論(新聞記者という権威を用いて情報操作、イメージ操作をして反対論者を貶めるというやり方の否定)を述べておられると思うのですが。
秋月さんは、報道機関による情報操作やイメージ操作を肯定なさるのでしょうか?


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