脱ゴーマニズム宣言裁判を楽しむ会議室
1998/05/26(02:40) from Anonymous Host
作成者:ルパン4世(rupanthe4th@ma3.seikyou.ne.jp)
初投稿!
皆様、こんばんは。チャットに参加するのは初めてですので、ちょっと緊張しております。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、今までROMに徹していた僕ですが、一言言いたくて出てきてしまいました。それは、「強制連行アリ派の皆様、もっと頑張れ!」という事です。「新ゴー宣第26章」で小林氏が一読者の反論の反論を読者に募集する(分かりにくいですか? 詳しくは実物を御覧下さい)という事を行っておりますが、僕の心情はまさにこれなのです。つまり、僕にはこの問題は難しすぎてよく分からない。しかし、感情的に(こう書けば批判される事は分かっているのですが)日本軍は非人道的であったに違いない、と思う。ところが、ナシ派の論理は筋が通っていて僕にはとても反論できない。そこで、アリ派の皆様のお知恵を拝借させてくれ、とまあこういうことなのです。
どうも、この問題はナシ派がアリ派を攻撃し、アリ派は防戦一方になる、という傾向があるようですね。
以前、悟のパパ(PAPAだったんですか。今までBABAだと思っていたんですが)さんが「アリ派に移れたらどんなに楽か」というような事を書いてらっしゃいましたが、僕の場合は完全に逆です。論理的なナシ派に移れたらどんなに楽か、こう思っています。しかし、感情的に(不適切な表現でしょうが、他に適当な言葉が見当たりませんので…)どうしてもそちらには移れないのです。ですから、僕はアリ派に残って(といっても具体的に何かをするわけではありませんが)上杉氏達を応援(繰り返しますが具体的には何もしません)したいと思っているのです。
にも関わらず上杉さん、はっきりいって貴方は不甲斐ないです(僕に言われたくないですか?)。もっとビシバシ反論して下さいよ。御忙しいのは分かりますが。他のアリ派の皆様も反論できる人はどんどんしてくれるようお願いします(もしかすると数人しかいないんじゃないか、この会議室を見てるとそんな気さえします)。「お前がやれ」という意見はごもっともなのですが、僕にはそれだけの知識や筆力はないのです。申し訳ございません。
と学会編「トンデモ本の逆襲」(洋泉社、1996年)のあとがきに、武田了円という人からの手紙が紹介されています。この武田氏、「大蔵省発行の貨幣には性器や裸体の絵が隠されている」とか、「世界を支配しているのはニャントロ星人だ」などと主張するトンデモない人なのですが、それでも次の文章には説得力があります。

 トンデモ本もそこそこ売れ、一部はヒットまでするのは多くの人々が公式説明・承認された学説・常識等(以下学説等と略す)に言うに言えない胡散臭さ、如何わしさを感じているのが原因(少なくとも、その一)ではありますまいか。どこかおかしい、大きな嘘がある、と心の底では感じていても、学説等は、表面上はよく取り繕われていて、平均的知力くらいでは到底覆せない。そこにもどかしさを感じる。自分では解答を発見出来ないものだから何とか発見出来ないかと本屋で探す。そして、学説等に反する本に魅かれて買う。こういうことではありますまいか。

この手紙の受取人であると学会会長の山本弘氏曰く「何と論理的な文章でしょう」。
僕が上杉氏の「脱ゴーマニズム宣言」を買ったのもこんな心情でした(いや、別にこの本がトンデモ本だというつもりはないのですが)。「ゴーマニズム宣言」の従軍慰安婦に関する検証はどうしても賛成しかねる。しかし、僕にはとても反論できない。そこで本屋でそのものズバリのタイトルの反論の本が出たのでこの本を買った、とこういうわけだったのです。
このホームページに来たのもゴー宣をまたやっつけてくれるぞ、と思ったからです。それなのに、肝心の上杉氏はほとんど出てこず、たまに出てきて詰問されると雲隠れ。僕は貴方の支持者なのです。「脱ゴー宣」で見せてくれたような論理的な反論をお待ちしております。特に、99ページの最後の5行は見事だったと思いますよ。
それでは失礼致します。勝手な事ばかり書いて申し訳ございませんでした。
しかし、文章って書くの大変ですねえ。こんだけ書くのに2時間もかかってしまいましたよ。これを一瞬で消されりゃ怒りたくもなります。


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