のちの大江健三郎攻撃の伏線にもなる、文春協力文学者への罵倒記事。
これまたすさまじい売春夫/婦差別蔑視発言をごらんください。
(赤字による強調は引用者、太字【原文では傍点】による強調は原著者による;引用は朝日文庫『職業としてのジャーナリスト』より)
「考えてみれば、この戦争推進会社の出している芥川賞・直木賞・菊池寛賞・大宅壮一賞その他の八百長賞が、モノカキという職業の人々を売春夫へと堕落させるのにどれほど大きな役割を果たしてきたことだろう。私が(ニューギニアへ行っている留守中に)受賞させられたこの菊池寛賞にしても、思えば菊池寛そのものが戦争中に次のような役割を担っていたのだ--。」
(305ページ)
「こんな賞(ショー)を拒否する小さな勇気さえ持てぬ男など、今後絶対に知識人のうちに数えることはしまい。良い場合で「文学タレント」、悪ければ「文学売春夫」にすぎないということだ。」
(306ページ)
最終更新日1999/11/01 (Y/M/D).