書名 | 属国・日本論 | 著者 | 副島隆彦 | |
出版社 | 五月書房 | シリーズ名 | - | |
発行年月日 | 1997年5月28日 | ISBN | 4-89667-466-9 | |
総頁数 | 239頁 | 価格 | 1600円 | |
目次 | はじめに 第一部 属国日本論・日本の本当の姿 第二部 世界覇権国・アメリカ 第三部 属国日本の近代史 あとがき 初出誌一覧 | |||
在庫状況 | eS! Jbook ブックオフ |
私がアメリカのある大学に留学していたころ、チョムスキー先生が講演に訪れて、言語学科でreception partyがありました。その時、ちょうどイスラエルとパレスチナの和平交渉が進展して、もうすぐパレスチナ国家ができるという段階にありました。チョムスキー先生は、このことを少しは肯定的にお話しになるのだろうと思っていたら、その逆で、先生はいかにこの「国家もどき」がパレスチナ人の権利を奪っているのかということを指摘されて、大変憤っておられました。たとえば、パレスチナ人に与えられた土地がいかに狭く、人が住みやすい地域はすべてイスラエル側が奪ってしまったというようなお話をされていました。ユダヤ人である先生が、ユダヤ人もいるレセプション会場で、パレスチナ人の権利が侵されているという話を延々とされていたことを思い出します。その時、彼は言語学の話などいっさいされませんでした。チョムスキー先生ほど、「感情」に一切曇らされることなく、「理性」のみで自分の信念を語れる人間を見たことはありません。ユダヤ人恐るべし。(転載終了)
April Fool !!
04/05 00:26