本当に「悪魔の飽食」他を読んでいるのか?


投稿番号:12630 (2000/09/08 06:14)
投稿者:サンドウィッチ(あきれてる人)
mail:sandwitch@mail.goo.ne.jp


内容

こんにちは。

さて、則巻おかきさんの投稿を待つ間の、場つなぎの投稿です。(笑)
本来、すぐにこの投稿をレスしようと思ったのですが、焦点がボケると困るので質問を一つに絞った「重要!要回答!」を投稿したのです。ですから、則巻さんは、まず「重要!要回答!」に回答した後にこちらにレスしてください。

ところで、則巻おかきさんは、本当に「悪魔の飽食」や、その他の資料を読んだ事があるのでしょうか?もしちゃんと読んでいたのなら、化学と細菌を混同したり、遺体処理の方法についてこんな質問はしないと思うのです。則巻さんは小学生の時に「悪魔の飽食」を読んだと自慢されておりましたが、あれは小学生の読む本ではありません。(キッパリ) それも「悪魔の飽食」は三部作ですから、小学生が本三冊を読破するのは相当な根気を必要とするでしょう。もう1度読み返す必要があるのではないでしょうか。
そうそう、萩原高徳さんに先に投稿されてしまって、一部重複してますがご容赦を。

1. 新宿の人骨についての事実確認
1989年7月に新宿戸山で発掘されたものですね。則巻おかきさんは、「陸軍軍医学校防疫研究所跡」とされてますが、「陸軍軍医学校防疫研究【室】」ですね。研究【所】と研究【室】では規模が違う。ここは「陸軍軍医学校」の跡地というべき。もっといえば、あの場所は、「陸軍第一病院」の跡地でもありました。つまり、病院の跡地。で、こんな証言があります。

『新宿区戸山で発見された大量の人骨と七三一部隊との、あるいは石井のネットワークとの関連はまだわからない。』—731部隊 常石敬一著 講談社現代新書—

現在の医学部でも「解剖実習」は必須科目であり、その為の標本も準備されております。
新宿の件は731の専門の研究者でさえ「関連はまだわからない」と云っているものです。彼は人体実験を匂わせていますが、その証拠は無いとご自分で言っている。「悪魔の飽食」を参考図書としても上げることのなかった慎重な則巻おかきさんが、ここで特に取り上げるほどのものではありません。(笑)


2. 細菌戦・化学戦研究共に、石井四郎独裁体制だった?

>でも細菌戦・化学戦研究共に、石井四郎独裁体制だったのは誰もが認めるところでしょう。

そんなことを認めてる人は誰もいないでしょう。いったい何処の誰がそんなことを言っているのですか。731部隊は、あくまでも「生物」担当です。「化学」担当は別部隊。生物学と化学の違いはわかりますね?


3. 遺体の処理

>私の感覚では731の本部なんてもっと埋まっていそうと思うのですが。
>でも人体実験は長期にわたって繰り返し行なわれてきたもので、標本以外は埋める時間も沢山あった。

則巻さん、本当に「悪魔の飽食」読んでます?そこには、わざわざ「死体焼却場」まで明記した地図が載ってるのですよ。いいかげん「思う」だけから卒業してください。で、そこには、『第七三一部隊は、あらゆる戦争犯罪の痕跡を消す為、死体は全て焼却炉で焼いた』とあります。「高温式焼却炉」だったそうですから、骨はほとんど粉々でしょう。こんな状態の骨が50年以上たって地中から出てくると思いますか? また、終戦のドタバタの際には、遺体は全て焼かれ、その骨は松花江(スンガリー)という川へ撒かれたことになっています。これらの証言が偽である証拠が出てきたのでしょうか。


4. 質問のお答え。

判り易いように、勝手に番号を振らせていただきます。

①> で、聞きたいのですが先決的なこととして日本政府が言う70万発弱の遺棄細菌化学兵器についてこれ以上将来も増えることはない、発見されることはないと思われますか?
②> マレーシアにも防疫部の存在がここ数年でわかりましたが、そして日本が調査するつもりがないから将来も中国でも他国内でもマルタの人骨が発見されることはない、とお思いですか?別に中国内の人骨、遺棄兵器だけの言及でも構いません。

①について
さてと、いつのまにか「遺棄細菌化学兵器」と「細菌」がついてしまいましたが、この言葉はいったい何処の誰が言っているのですかねえ。(笑) それから、論点を広げるのはかまいませんが、ちゃんと前の論点にケリをつけてから次の論点に移りましょうね。
で、日本政府のHPによると、約70万発と推定、未調査の箇所もある。
増える可能性もあるが、ほぼ正しい数字として国際機関にも報告されています。
これのどこがご不満?

②について。
本当に、資料を読んでるんだよねえ。(ため息)
まず、防疫給水部の任務には文字通り「防疫」と「給水」があるのです。ですから、軍隊が行くところの防疫と給水の為には、防疫給水部も当然派遣されます。
防疫給水部は、「関東軍防疫給水部(ハルビン731他)」の他に、北京、南京、広東、シンガポールにもありました。終戦時には野戦部隊を含め23もの部隊があったそうです。ちなみに、第27野戦防水部は沖縄で玉砕したそうです。この第27という数字からも、戦中には多くの防疫給水部があり、終戦時には23であったということが判ります。この全ての「防疫給水部」で人体実験がおこなわれ、それをマルタと呼んでいたなんて話にするつもりですか?
ちなみに、投稿番号:12553で則巻おかきさんは、

惰夫こと雲如さんの質問:『あなたが提示した「埋まっている遺棄化学兵器のそばにまるたがごろごろ」というイメージとは矛盾していませんか・・・』

則巻さん答え:『作戦現場で中国人を捕まえて人体実験のための研究所がないでしょう。』

と書いていることをお忘れですか?

くれぐれも、レスは「重要!要回答!」への回答の後でお願いします。

では。


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