Spy Professors:Division 2:cases in '48-'67

1948

Emmanuelle dell'Israele in a lycée

A View of Fatimah Hassan dell'Israele (profile)

パリに来てから,アラブ人であることで付き合ってくれる人間がかなり少なくなる…と思っていたら,ユダヤ人と間違えられていた…

どうも,名前から,ユダヤ人だと思い込まれていたものらしい…血が混じっていない訳ではないが,ひどく違和感を感じてしまう.

自分はアラブ人なのだ.さもなくばドイツ人か…

[Clarissa Beaufort]:ねえ,Emmanuelle Therese,美人コンテストに出てみない?
[Fatimah Hassan dell'Israele]:いいえ.そういうものに出る気は一切ないわ.
[Clarissa Beaufort]:自分の体を見せるのが気に食わないの?そんなに悪いものじゃないわよ.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:エルサレムでは年中跳ね回っていたし,体の線なんか露にして恥じないというので顰蹙を買ったりしていたくらいよ.
[Clarissa Beaufort]:じゃあ,問題ないわね.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:やめて.どうせ出ても門前払いを食らうがオチよ.何故貴方は出ようとしない訳?
[Clarissa Beaufort]:私は去年出たから.貴方はとてもきれいよ.勉強だって出来る.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:私は結婚しているの.
[Clarissa Beaufort]:貴方,結婚しているの?!
[Fatimah Hassan dell'Israele]:そんなに驚いた?
[Clarissa Beaufort]:
[Fatimah Hassan dell'Israele]:

1953

Emmanuelle dell'Israele in Hanover

Fatimah Hassan (profile)

Nazis 残党の標的になってしまった.自分や家族を守るため,人を一人殺した.これで何回目だろう?ただの journalist で,殺し屋ではないのだが,人を殺すのに慣れすぎてしまいそうな勢いだ.

警察が来て,制圧した後の犯人を連れて行く事になった.

[Kurt Stein]:このユダヤのメス豚野郎!アラブ人を抱きこみやがって!おい,お前,Mossad 野郎に抱きこまれて恥ずかしいと思わないのか?!
[Fatimah Hassan dell'Israele]:私はアラブ人よ.ユダヤ人じゃないわ.
[Michael Sheikhi]:それに,Mossad でもない.
[Kurt Stein]:
[Fatimah Hassan dell'Israele]:
[Michael Sheikhi]:
[Kurt Stein]:
[Fatimah Hassan dell'Israele]:
[Michael Sheikhi]:
[Kurt Stein]:
[Fatimah Hassan dell'Israele]:
[Michael Sheikhi]:

1955

Fatimah Hassan (profile)

[Angélique de Châteaunoir]:ねえ,よくあんな男と結婚する気になれたものね ,Emmanuelle
[Fatimah Hassan dell'Israele]:Michael は誠実な男よ.
[Angélique de Châteaunoir]:誠実ですって?私に言い寄ってきたのよ!
[Fatimah Hassan dell'Israele]:言い直すわ.お金の事に誠実な男…ね.どんなに生活に困っていて苦しい時も,どんなに目の前に大金が転がっていても,絶対に他人のお金には手をつけないって意味よ.
[Angélique de Châteaunoir]:本当にそう信じている訳?
[Fatimah Hassan dell'Israele]:あら,信じられないとでも言うのかしら?
[Angélique de Châteaunoir]:貴方がそう信じきれるのが理解出来ないのよ!
[Fatimah Hassan dell'Israele]:じゃあ,私の財産の監査を会計士に依頼してみましょうか?
[Angélique de Châteaunoir]:そんな事出来るの?
[Fatimah Hassan dell'Israele]:ねえ,Angélique ,夫に財産の管理を任せているけど,私は何も出来ない訳じゃないのよ.
[Angélique de Châteaunoir]:そんな,信じられないわ!私が貴方の立場だったら,父に頼む…
[Fatimah Hassan dell'Israele]:なぜ?貴方は何も出来ない馬鹿って訳じゃないでしょう?
[Angélique de Châteaunoir]:私は貴方のようには出来ないわ.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:もし Michael にそんな事言おうものなら,疑われた事を怒る前に,私がそんな馬鹿じゃないと,それこそ,40時間くらいまくし立てるでしょうね.
[Angélique de Châteaunoir]:貴方は優秀な学生.私とは違う.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:これは法学の問題かしら?まあ,伝統文化と社会規範の問題だとなら言えるのかも知れないけど…
[Angélique de Châteaunoir]:貴方の夫は,看護婦達とも寝ているのよ.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:みたいね.
[Angélique de Châteaunoir]:みたいねって…知っているの?
[Fatimah Hassan dell'Israele]:結婚する前から分かりきっていた事だったわ.意地悪な従兄達も,こんな事を知っているから,私が彼と結婚する気だと聞いて,私と結婚する権利を破棄したの.お陰で,私は色々な事が出来るようになったわ.彼くらいよ.私の才能を認め,誰にも邪魔させないのは.
[Angélique de Châteaunoir]:彼は貴方の金を横領しているからそんな事言っているに違いないわ!
[Fatimah Hassan dell'Israele]:どうかしら?先月検査させた時には何も出てこなかったわよ.ドイツにいる親戚に頼んで,彼の全くあずかり知らない会計士に頼んだのだけど…
[Angélique de Châteaunoir]:もう頼んでいたの?!
[Fatimah Hassan dell'Israele]:私が預けている財産が横領されているって,チェック人の女の子が私に言ってきたから…ちょっと疑っちゃったの.
[Angélique de Châteaunoir]:今はそうでも,これからどうなるか分からないわ.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:どうかしら?
[Angélique de Châteaunoir]:彼には気をつけなさい.魅力的だけど,危険よ.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:それは貴方が彼と付き合うルールを知らないからよ.知らなくてもいいけど.
[Angélique de Châteaunoir]:
[Fatimah Hassan dell'Israele]:
[Michael Sheikhi]:

Michael Sheikhi (profile)

[Michael Sheikhi]:やあ.今日は一段ときれいだ.
[Angélique de Châteaunoir]:有り難う.Emmanuelle は?
[Michael Sheikhi]:今は手が離せない.
[Angélique de Châteaunoir]:中に入れて.
[Michael Sheikhi]:駄目だ.
[Angélique de Châteaunoir]:殺したの?
[Michael Sheikhi]:誰が?!
[Angélique de Châteaunoir]:じゃあ,通るわ.(中の彼女の部屋を見て驚く.)まあ!
[Fatimah Hassan dell'Israele]:Bonjour, Angélique.今日は一段ときれいよ.
[Angélique de Châteaunoir]:一体…何の積もりよ?
[Fatimah Hassan dell'Israele]:貴方も,Michael と寝ていたのよねえ?
[Angélique de Châteaunoir]:彼には逆らえなかったのよ!
[Fatimah Hassan dell'Israele]:怖がる必要なんてないのよ.
[Angélique de Châteaunoir]:貴方,まともじゃないわ.アラブ世界じゃどうか分からないけど.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:前言ったはずよ.まともじゃないって.本当にいいからだしているわねえ.
[Angélique de Châteaunoir]:ちょっと,やめて頂戴.貴方,変よ.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:だから何?
[Angélique de Châteaunoir]:看護婦とか、他の女の子達にもそんな風にしていたの?
[Fatimah Hassan dell'Israele]:貴方もそのうち気持良くなるわ。
[Michael Sheikhi]:
[Angélique de Châteaunoir]:
[Fatimah Hassan dell'Israele]:
[Michael Sheikhi]:

1965

Eva Schneider の暗殺事件

A View of Michael Sheikhi (profile)

Paris の亡命者社会で,私は Oxford 時代に知り合ったロシア人達に会う事が出来た.彼らは,亡命者を装い仲間を売る仕事をした末,今度は彼らが亡命する羽目になったものだった.そのために私は不本意ではあったが,ロンドン警視庁公安部や,フランスDSTなどと腐れ縁になってしまった.尤も,それで,現在のモサドの長官がメイル・アミトだとかいう事を知る事も出来るのだが,今の私に何の役に立つのだろうか?

Fatimah Hassan (profile)

[Eva Schneider]:久しぶりね,裏切り者の Michael .貴方には死んでもらうわ.
[Michael Sheikhi]:君の仕業だったのかね?
[Eva Schneider]:まあ…
[Michael Sheikhi]:私は君に逃げられた.
[Fatimah Hassan dell'Israele]:銃を捨てなさい.
[Eva Schneider]:やっと会えたわね,Emmanuelle dell'Israele .まさか,Michael の妻だったとはね.これも Mossad の工作かしら?
[Michael Sheikhi]:違うね.我々は Mossad じゃない.ただの研究者さ.君らが勝手に間違えているだけの話だよ.
[Eva Schneider]:そんな言い訳通用すると思う?
[Fatimah Hassan dell'Israele]:信じられないなら,それは貴方の側が馬鹿で間抜けなだけよ.
[Eva Schneider]:貴方達には死んでもらうわ.(Michael を撃とうとする.)
[Fatimah Hassan dell'Israele]:(発砲する.相手は即死.)殺さずに確保したかったわ.
[Michael Sheikhi]: 仕方のなかった事さ,Emmanuelle .
[Fatimah Hassan dell'Israele]: あああ,ドイツ大使館なんかで Yidish 語の歌なんか歌うものじゃないわね.

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