作ってからの更新記録でも書くべきなのだろうけど…
忘れていたりして…
今日はちょっと,Episode 4 の微修正を行いましたけど,後,Profiles の部分でもかなり書き加えたりしているのですよ…
Spy Professors とかも書き加えていますし…一様ここから更新記録スレッドにして,ある程度以上になったら新しいスレッドに移行と言うやり方にしていこうか知らん?
あまり大した事も書かず,かつ,独立性も判然としないのに幾 pages もあっても無駄が多くなるので,一度一つに纏めました.
Sophie の墓で Fatimah Hassan dell'Israele と Ann Friedman が初めて出会う場面を少し手直ししました.
後,Spy Professors の部分の手直しに合わせ,ここからの link を修正しました.
とりあえず足跡を残しておきます。
これからじっくり読ませてもらいます。
というわけで、足跡ぺったん。
感想とか,色々お聞かせ下さい.本当に断片的で永遠に未完成になりそうですが…
後,さっき,Episode 4 の,Ruth-Meral と Joseph Raphaelo の出会う場面の微修正をしました.
表紙からの pages の構造を変えてみました.
大体,リンクつけだけだけど,ちょっと,Episode 3 の Musa Michaels が Ruth Saulovich に,Ruth-Meral の情報を流すよう頼む場面をほんのほんの少しだけ手直ししました.
Episode 1 にちょっと屑原稿を載せてみました.
Episode 1 に,書き加えをしてみました.
Episode 4 の最後の方に書き加えをしました.
Episode 1 に Jeremiah が Sophie を捕まえ,date の約束を取り付ける端緒の部分を書き加えました.
Episode 3 の“告白の後で”の前に,Jeremiah が,Naomi Klausner に Sophie の事を告白し,Naomi Klausner がその直後に出てきた Ruth-Meral を突き飛ばしてしまう場面を付け加えました.
[7] 屑原稿集:告白の後
を Episode 3 に書き加えました.
Episode 3 のフランス人学校のところに,先生の台詞を入れ,先生の名前を Diana Dupont としました.これは気分で変わったりする情勢だけど…
Spy Professors のところを少し変更しました.
Episode 3 の,Meral と Naomi Klausner が初めて出会う場面に少し手直しを加えました.
Episode 4 に書き加えなどを少ししました.
冒頭で Ruth-Meral が“兵役に行かない”と言う部分などです.
Jeremiah の感想止まりですが,Meral の爆弾事件の話を少し書きました.
更新記録に書くの忘れてた…
Lisa Klein と Mustafa の息子 Michael Jr. の会話を入れてみたのだけど…
http://www.twics.com/~takakuwa/search/israel.html
Lisa Klein の interview と,高校の生徒の反応を加えました.後,更新したのあったと思ったけど…忘れた.
Episode 4
Lisa Klein (profile)
Lisa Klein は,Ruth-Meral の部屋に来る.
[Lisa Klein]: ねえ,Ruth ,兵役はどうする? [Ruth-Meral]: なぜ私にそんな事訊くのよ? [Lisa Klein]: なぜって,私は8200部隊にしようかと思っているのだけど,レーダー手とかもいいかなとか思ったりしてて… [Ruth-Meral]: そういう事は学校の友達とでも相談しなさいよ. [Lisa Klein]: 貴方はどうするのか知りたいの. [Ruth-Meral]: 行かない積もりよ. [Lisa Klein]: 行かないって,volunteer で代替する積もり? [Ruth-Meral]: いいえ.兵役義務には就かないって言っているのよ. [Lisa Klein]: ちょっと待ってよ!それってどういう意味? [Ruth-Meral]: 母親がアラブ人だから民族籍にアラブという文字を入れられるの.いくら今更アラブ人のようにはなれないとか言ったって,わざわざユダヤ人の側につく気にもなれないわ. [Lisa Klein]: 一体どこからそんな話が出てくる訳?正気の沙汰じゃないわ! [Ruth-Meral]: いつもこう.言ったって全然信じやしない. [Lisa Klein]: そんなの通る訳ないわ! [Ruth-Meral]: もしそうだとしたら,通さない役人が馬鹿間抜けなだけよ. [Lisa Klein]: 義務を果たす気がないの? [Ruth-Meral]: ないわ.もともとあったかどうか分からないような義務だけど… [Lisa Klein]: あるに決まっているでしょう?!それに,兵役証明なしにどうやって生きていく訳? [Ruth-Meral]: Paris に戻るわ. [Lisa Klein]: 愛国心なんて全然ないのね. [Ruth-Meral]: ないわ.
Michel Otto Paul von Riemenschneider und von Mihauewicz Hassan d'Israel Michaels de Schweik は,Yaffo にいる親戚の家を訪れようと空港から降り立つ.
宗教と名前のせいか,アラブ系と認識されず,空港の警備を素通り出来る.
何年かぶりのイスラエル旅行だ.
少し気まぐれに,ぶらぶらと Tel Aviv の町を歩く.Paris にいる時と違い,銃は持てない.注意力だけが頼りだ.父と違い,危害を加えそうな者を即座に見分ける目はそれ程ではない.少し人が良すぎるなと自分でも思っているが…
金髪の綺麗な女の子がいたのでちょっと見とれる.すると,目が合い,彼女が近づいてくる.
フランス語
[Susannah Baruchowicz]:
Bonjour![Michel Michaels de Schweik]: O,bonjour ! 君は? [Susannah Baruchowicz]: 私がどうかした? [Michel Michaels de Schweik]: いや,何も.とても綺麗だから… [Susannah Baruchowicz]: 私は Shoshanah よ.貴方は? [Michel Michaels de Schweik]: 僕は Michel .その名前は,フランス語にすると Susanne って訳だね. [Susannah Baruchowicz]: ええ(目を輝かせる),そうよ.よく知っているわね! [Michel Michaels de Schweik]: ところで,なんでフランス人だと思ったんだい? [Susannah Baruchowicz]: だって,それ,Paris のファッションでしょう? [Michel Michaels de Schweik]: まあ…そうだけど… [Susannah Baruchowicz]: 腹違いの姉が Paris にいるの.
Mariam Michaels は,継娘に誕生日の present を渡す.
[Mariam Michaels]: お帰り,Charlotte ,誕生日おめでとう.プレゼントを用意しておいたわ. [Charlotte d'Adonabour]: いらないわ… [Mariam Michaels]: あら,そう?お前が欲しがっていた Macquintosh なんだけど…返品しないでおくわ. [Charlotte d'Adonabour]: 貴方からは何も貰いたくないわ. [Mariam Michaels]: ねえ,誕生日くらい仲良く過ごさない? [Charlotte d'Adonabour]: 何よ?貴方は papa の事なんか本当は愛してもいない,財産目当てで結婚したくせに…後,伯爵夫人の地位かしら? [Mariam Michaels]: あら,それなら,アラビア湾のどこかの国の王子様にでも取り入る事にするわ.彼らの方がここの何百・何千倍もお金を持っているしね.離婚されても,ここにあるのと同じくらいの財産が貰えるし… [Charlotte d'Adonabour]: そんな問題?! [Mariam Michaels]: 貴方が言い出した事よ,Charlotte .貴方は私が気に食わないから,私を認めたくないだけよ.私がパレスチナ人だからかどうかは知らないけど…素直に認めなさい.
Ruth-Meral (profile)
Paris に発つ前日,Ruth-Meral は,Lisa Klein の訪問を受ける.
[Lisa Klein]: 本当にここから出て行くのね? [Ruth-Meral]: 何度もそう言っているはずよ. [Lisa Klein]: Joseph Raphaelo はただの寄り道? [Ruth-Meral]: 彼は何も言わなかったわ.ここに居続けなければならない理由なんてどこにあるの? [Lisa Klein]: 貴方は皆に裏切り者扱いされてるわよ. [Ruth-Meral]: 裏切る?誰を? [Lisa Klein]: 皆をよ.私や,私の母方の伯父達や叔母,貴方の父方の叔母とか… [Ruth-Meral]: いつ私が貴方達の仲間だったと言うの? [Lisa Klein]: 皆貴方を仲間として迎え入れていたわ.貴方には理解出来ないのかも知れないけど… [Ruth-Meral]: 理解しろですって?無理矢理連れて来ておいて,余所者だから出て行けとか言ったり散々な目に遭わせた奴らがどう私を受け入れたと言うの? [Lisa Klein]: そんな思い出しかないの? [Ruth-Meral]: 他にどんな思い出があると思ったのよ? [Lisa Klein]: ……誕生 party はどうなのよ? [Ruth-Meral]: 何時の話よ? [Lisa Klein]: (絶句)
はっきり考えている訳でもないのですけど,“永遠に断片的な小説もどき”の過程で,これを考えていたのですよ.
大体,この character の事はここに書いてあると思いますけど…
彼女が,別れた boy friend を殺した罪で逮捕され,裁判にかけられると言うもの.
全く,trick も何も考えていないけど…こうして見ると,冤罪一歩手前の事件を多く創り上げてみせる E.S. Gardner は凄い!
犯人も未定なら trick も未定…(でどうやって推理小説を創るのだ?)但し,Naomi Klausner は無実.アラブ人を別としても,人殺しをするような人間でない…大体そんな感じ…
どう思われます?
Musa Michaels と Ruth Saulovich との会話.Situation の設定はなし…転用可能…Ruth Saulovich は,Weizmann 小学校の教師で偶然にも,Musa Michaels の父方の従兄の娘.つまり,アラブ人とユダヤ人の混血.
彼に愛憎半ばする感情があったりする.憎しみの言葉を口にしながらも又従妹の情報を教えていたりする.
大体が,ここで書いた時の設定か…
[Ruth Saulovich]: 例の Jeremiah Baruchowicz の“不倫相手”(実際には彼は死別して当時独身なので不倫ではない)が殺人容疑で逮捕されたみたいよ. [Musa Michaels]: とうとう彼女が逮捕か.で,被害者はどこの誰だったの? [Ruth Saulovich]: 彼女の前の boy friend よ. [Musa Michaels]: (アラブ人と)混血でもなんでもなくユダヤ人? [Ruth Saulovich]: そうよ.知っているんでしょう? [Musa Michaels]: なぜ僕が知っていなきゃいけないんだい? [Ruth Saulovich]: 私が何年,貴方と(注:友達として)付き合っていると思っているの? [Musa Michaels]: はっきり言おうか?誰れもその辺の事は何も言っていないし,何も知らない. [Ruth Saulovich]: つまり,ユダヤ人だと分かっている訳ね? [Musa Michaels]: ああ,そうさ. [Ruth Saulovich]: ねえ,私,彼女が殺人犯だなんて信じられないの.彼女が人を殺すと思う? [Musa Michaels]: さあ,分からないね.分かるのは,彼女がユダヤ人を殺せないと言うのは,僕や君を殺せないと言うのよりも余程確かだってことさ.
Ann Rosenthal 夫人 は義理の姪:Naomi Klausner が逮捕されたため,弁護士を探している.が,仕事上関係のある人間にはいないため,探すのに苦労している.それで,夫の同僚の妻に相談を持ちかけている.
[Ann Rosenthal 夫人]: ねえ,Miriam ,姪の news は知っているかしら? [Miriam Bronstein]: ええ,知っているわ.殺人容疑で逮捕されたんですってね? [Ann Rosenthal 夫人]: そうなの.だから,弁護士が必要なのよ.有能な刑事弁護士がね.誰か知らない? [Miriam Bronstein]: あら,もう見つけたのかと思っていましたわ. [Ann Rosenthal 夫人]: まさか,全然…見当もつかないのに… [Miriam Bronstein]: あら,昨日貴方が一緒にコーヒーを飲んでいたのを見かけたのだけど… [Ann Rosenthal 夫人]: 彼女は,故 Sophie Baruchowicz 夫人の母親よ. [Miriam Bronstein]: そうだったの?じゃあ,私の思い過ごしかしら?ちょうど,Jerusalem にあんな感じのアラブ人女弁護士がいたのよ.Fatimah Hassan dell'Israele って名前だったかしら?母親がドイツ系ユダヤ人だっただかで,Emmanuelle Therese って別名があったのだったかなあ… [Ann Rosenthal 夫人]: そうなの?彼女,優秀? [Miriam Bronstein]: ええ.でも,彼女は無理だわ.今は Paris にいるはずだし…時々ここに来ることもあるみたいだけど…でも,他に優秀な弁護士なら紹介してあげられるかも… [Ann Rosenthal 夫人]: 頼むわ.
Fatimah Hassan dell'Israele (Profile)
Ann Rosenthal 夫人 は,Fatimah Hassan dell'Israele の居る Natalie Simon 弁護士の自宅を朝早く訪れる.
[Fatimah Hassan dell'Israele]: こんな時間に誰かしら?(居るのが分からないように戸を開ける.) [Ann Rosenthal 夫人]: あら…誰かいないの… [Fatimah Hassan dell'Israele]: Shalom ,Rosenthal 夫人! [Natalie Simon]: 知り合いなの? [Fatimah Hassan dell'Israele]: Jeremiah の愛人の義伯母よ. [Natalie Simon]: 私に彼女の弁護を引き受けてくれって訳? [Ann Rosenthal 夫人]: 彼女に頼めないかと思って来たの. [Natalie Simon]: 小母様に? [Ann Rosenthal 夫人]: 有能な弁護士の誰もが引き受け様としないから貴方に頼むの. [Fatimah Hassan dell'Israele]: それは驚きだわ.余程殺された奴ってロクデナシだったのね. [Ann Rosenthal 夫人]: 貴方はかなり有能だって評判よ.被告が無実ならどんなに有罪確実と思われるような事件でも無罪に持っていくって. [Fatimah Hassan dell'Israele]: 弁護士は私の職業じゃないわ.資格があるだけよ. [Ann Rosenthal 夫人]: フランスではかなりのものだったそうじゃない? [Natalie Simon]: 小母様は引き受けないと言っているわ.帰って貰えません? [Ann Rosenthal 夫人]: 姪は無実に間違いないの.あの子は人を殺せるような子じゃないわ. [Fatimah Hassan dell'Israele]: 真相がどうなのかなんて知らないけど,何れにしろ,孫娘を突き飛ばして怪我をさせたような者の弁護を引き受けなければならない道理はないわ. [Ann Rosenthal 夫人]: あの子が理由もなく子供を突き飛ばすなんて有り得ないわ. [Natalie Simon]: ユダヤ人の子供の間違いじゃないの? [Ann Rosenthal 夫人]: 何?貴方,ユダヤ人の癖にアラブ人の味方をする積もり? [Natalie Simon]: 事実そうじゃない? [Ann Rosenthal 夫人]: どうかしているとしか思えないわ. [Natalie Simon]: ユダヤ人のテロリストだって大体そんな奴よ.だからテロリストと非難する覚悟が出来ないでこれまで来ているのよ.私は正常そのもの.おかしいのは貴方よ.
Fatimah Hassan dell'Israele (Profile)
Fatimah Hassan dell'Israele は,Jeremiah や Ann Rosenthal 夫人のたっての頼みもあって,Naomi Klausner の弁護を引き受ける.
[Naomi Klausner]: 貴方が伯父達が頼んだとかいうアラブ人の弁護士さん? [Fatimah Hassan dell'Israele]: ええ,そう,Fatimah Hassan dell'Israele よ. [Naomi Klausner]: もっと肌も髪も黒いのが来るかと思ったわ.まるで貴方…南ドイツ人ね. [Fatimah Hassan dell'Israele]: 言っとくけど,白い肌をした金髪のアラブ人なんて然程珍しくもなくてよ. [Naomi Klausner]: そうなの…(Pause )よくもまあ,伯父達も貴方に頼む気になったものね. [Fatimah Hassan dell'Israele]: 他の有能な弁護士が引き受けてくれなかったらしいわ. [Naomi Klausner]: アラブ人に頼む事になるなんて世も末だわ. [Fatimah Hassan dell'Israele]: 殺した相手が悪すぎたのね. [Naomi Klausner]: 私は殺していないわ! [Fatimah Hassan dell'Israele]: 孫娘を突き飛ばしたくらいだから,それくらいの事やるんじゃないの? [Naomi Klausner]: 何?貴方,Ruth の祖母なの? [Fatimah Hassan dell'Israele]: そうよ. [Naomi Klausner]: Ruth を突き飛ばしたのは悪かったと思っているわ.約束する,二度としないわ. [Fatimah Hassan dell'Israele]: どうやって信用しろと言うのかしら? [Naomi Klausner]: あれから何度も会っているけど,二度としていないわ.それでよく引き受ける気になったものね? [Fatimah Hassan dell'Israele]: Jeremiah や Ann Rosenthal 夫人のたっての頼みがあったからかしら.尤も,貴方がユダヤ人を殺したというのがちょっと信じられないのもあるけど. [Naomi Klausner]: さっき私が殺したと決め付けたでしょう? [Fatimah Hassan dell'Israele]: それは他の有能な弁護士先生諸氏の意見.私は違うわ.尤も,状況は貴方に圧倒的に不利よ. [Naomi Klausner]: やっていないわ. [Fatimah Hassan dell'Israele]: 冤罪というのはね,信じられないくらいの偶然の一致によって起こるものよ.そして,貴方には,動機があり過ぎる程あると見られている. [Naomi Klausner]: ええ… [Fatimah Hassan dell'Israele]: ちょっと待って.私に依頼するの,しないの?依頼したら,特権通信で今までの会話は法的に保護されるけど,そうでなければ,宣誓の上証人訊問で話す事にだってなり得るわ. [Naomi Klausner]: 依頼するわ.確かに,動機なら有り過ぎる程あるわ.自分でも,何故あんなのに引っ掛かったのかと思う位よ.
本筋と関連その他もはっきりしない屑原稿集です.アラブ人の悪魔:Emmanuel dell'Israele
Musa Michaels Sheikhi と寝た翌日の昼,Ruth Saulowicz は,大学で知り合ったユダヤ人の友達:Hanah Liebermann に会う.
[Ruth Saulovich]: Shalom,Hanah! [Hanah Liebermann]: Shalom,Ruth!今日の貴方,何か変よ.憂鬱そうな顔をして…何かあったの? [Ruth Saulovich]: あの例のアラブ人の悪魔に会いに行ったの. [Hanah Liebermann]: まあ,あの例の弟を悪の道に走らせたとかいう? [Ruth Saulovich]: ええ,そう,その彼よ.どうしても会わなければならない用事があって… [Hanah Liebermann]: 彼に何かされたの? [Ruth Saulovich]: 彼と…寝たの… [Hanah Liebermann]: まあ…あんなに憎んでいたのに? [Ruth Saulovich]: 彼には抗えないのよ.心を操られて,弄ばれて,思いのままにされてしまうの. [Hanah Liebermann]: 貴方…彼の事が好きなの?弟の人生を台無しにされたのに,彼の事が好きなの? [Ruth Saulovich]: (答えに窮して沈黙…)
I'm Not the Lover
Lisa Klein (profile)
[TV Producer]: 貴方が Lisa の boy friend? [Joseph Raphaelo]: いいえ.ただの友達ですけど? [TV Producer]: Joseph Raphaelo って貴方のことよねえ? [Joseph Raphaelo]: ええ. [TV Producer]: Lisa の boy friend だって聞いていたのだけど? [Joseph Raphaelo]: 誰にです? [TV Producer]: 学校の友達とか皆によ.とてもお似合いの couple だって. [Joseph Raphaelo]: 誤解です. [Lisa Klein]: 私はそんな積もりだったのだけど… [Joseph Raphaelo]: 互いにさえも誤解があったみたいだね,Lisa .ちょっと外してくれません? [TV Producer]: いいわ. [Joseph Raphaelo]: どうして,僕が君の boy friend だって話になるのさ? [Lisa Klein]: 私のことが嫌い? [Joseph Raphaelo]: まさか.君はとても良い子さ.とてもいい友達だよ.でも付き合うなんて問題外だって事はお互い了解済みだと思っていたのだけど? [Lisa Klein]: 私の方こそどうしてそんな話になるのか知りたいわ. [Joseph Raphaelo]: ねえ,だったらなんたって転校してきた初日にわざわざ僕の隣の席に来て,“貴方のことは色々噂で聞いているわ.差別はいけませんとか言われているけど,私はアラブ人とは付き合わない積もりなの.混血児とも.友達にならなってもいいけど.”なんて言うんだい? [Lisa Klein]: 貴方混血なの? [Joseph Raphaelo]: そうさ. [Lisa Klein]: どうして隠すのよ?! [Joseph Raphaelo]: 隠すだって?あんな事言われてどうして知らないなんて思うのさ? [Lisa Klein]: もう口も利きたくないわ! [Joseph Raphaelo]: どうも話は終わりました. [TV Producer]: 貴方は彼女の boy friend じゃない訳ね? [Joseph Raphaelo]: 違います.Boy friend でなきゃいけないのなら,話は終わりなので帰らせてもらいたいのですが? [TV Producer]: そう,終わりよ.ふう…話そのものが流れてしまったわ,Lisa . [Lisa Klein]: [TV Producer]:
Lisa Klein (profile)
[Lisa Klein]: Shalom,Joseph!中に入れてくれる? [Joseph Raphaelo]: ああ…いいよ…一体どうしたんだい? [Lisa Klein]: 最近全然口を利いていなかったわね. [Joseph Raphaelo]: 君が“もう口も利きたくないわ!”って言うからそっとしといた方がいいかと思って… [Lisa Klein]: そうね…御免なさい. [Joseph Raphaelo]: 別に気にしていないよ. [Lisa Klein]: 良かったわ.私…貴方の事が好きなの.たとえ血の半分はアラブ人でも.(kiss しようとする…) [Joseph Raphaelo]: ちょっと待ってくれ! [Lisa Klein]: 何? [Joseph Raphaelo]: 僕には他に付き合っている女の子がいるんだ. [Lisa Klein]: 何ですって? [Ruth-Meral]: 一体誰が来たの… [Lisa Klein]: まあ,Ruth! [Joseph Raphaelo]: 知っているのかい? [Lisa Klein]: 又従妹よ.どうして彼女がここにいる訳? [Ruth-Meral]: 彼と付き合っているの. [Joseph Raphaelo]: 秘密にして欲しいって言ったのは彼女にだったのかい? [Ruth-Meral]: ええ,そう. [Lisa Klein]: 私が彼の事好きなのは知っていたでしょう? [Ruth-Meral]: 全然.知っていたとして貴方になんか遠慮したと思う? [Lisa Klein]: それが親友に対する態度? [Ruth-Meral]: 親友ですって?貴方の事が大嫌いだって何度も言っているはずだわ! [Lisa Klein]: だから私の彼を平気で奪う訳? [Joseph Raphaelo]: ちょっと待ってくれよ,Lisa!僕が何時君と付き合っていたって言うんだい? [Ruth-Meral]: 何も知らなかったって言ったはずよ. [Lisa Klein]: 知っていたら付き合わなかったって訳? [Joseph Raphaelo]: Lisa ,もうやめろ.
Michel Otto Paul von Riemenschneider und von Mihauewicz Hassan d'Israel Michaels de Schweik は,Yaffo にいる親戚の家を訪れようと空港から降り立つ.
宗教と名前のせいか,アラブ系と認識されず,空港の警備を素通り出来る.
何年かぶりのイスラエル旅行だ.
少し気まぐれに,ぶらぶらと Tel Aviv の町を歩く.Paris にいる時と違い,銃は持てない.注意力だけが頼りだ.父と違い,危害を加えそうな者を即座に見分ける目はそれ程ではない.少し人が良すぎるなと自分でも思っているが…
金髪の綺麗な女の子がいたのでちょっと見とれる.すると,目が合い,彼女が近づいてくる.
フランス語
[Susannah Baruchowicz]:
Bonjour![Michel Michaels de Schweik]: O,bonjour ! 君は? [Susannah Baruchowicz]: 私がどうかした? [Michel Michaels de Schweik]: いや,何も.とても綺麗だから… [Susannah Baruchowicz]: 私は Shoshanah よ.貴方は? [Michel Michaels de Schweik]: 僕は Michel .その名前は,フランス語にすると Susanne って訳だね. [Susannah Baruchowicz]: ええ(目を輝かせる),そうよ.よく知っているわね! [Michel Michaels de Schweik]: ところで,なんでフランス人だと思ったの? [Susannah Baruchowicz]: それ,Paris のファッションでしょう? [Michel Michaels de Schweik]: まあ…そうだけど… [Susannah Baruchowicz]: 腹違いの姉が Paris にいるの. [Michel Michaels de Schweik]: もしかして…腹違いの妹と言うのは,Ruth-Meral Raphaelo 夫人 の事? [Susannah Baruchowicz]: 知ってるの? [Michel Michaels de Schweik]: 従弟なんだ. [Susannah Baruchowicz]: そうなの?ふうん? [Michel Michaels de Schweik]: 今日まで会った事なかったね. [Susannah Baruchowicz]: ええ…そうね…姉さんとは仲がいいの? [Michel Michaels de Schweik]: まあね… [Susannah Baruchowicz]: 私,高校の時訪ねたら,もう顔も見たくないって言われたの… [Michel Michaels de Schweik]: 大事な姉だと言われるのがつらいんじゃないのかい? [Susannah Baruchowicz]: 私は何もしちゃいないわ. [Michel Michaels de Schweik]: そうだね.
Hadassah Klein (profile)
Hadassah Klein は, Ruth-Meral を預かるために Jeremiah の家を訪れ,子供部屋に入る.ついでに着替えようと服を脱ぎ始めると,見知らぬ金髪碧眼の青年がいる.
ヘブライ語
[Hadassah Klein]:
一体全体,貴方,誰れ?[Musa Michaels]: 大胆だね.なかなかいないな. [Hadassah Klein]: いつの間に入ってきたの?! [Musa Michaels]: いつって,さっきからここにいたけど?人がいるのにも気付かずに脱いだのかい? [Hadassah Klein]: (服を着なおす.これだけは落ち着いた仕草.)貴方誰れよ?! [Musa Michaels]: 落ち着いて…Sophie の弟さ. [Hadassah Klein]: 身分証を見せて. [Musa Michaels]: 貴方の方もね.で,貴方の方こそ誰れ? [Hadassah Klein]: 私は Jeremiah の従妹よ.(自分の身分証を出し,相手の身分証を見る.)ただ Michaels じゃないの? [Musa Michaels]: 一度離婚後のゴタゴタで母方の姓になって,後で元の姓を付け加えたのでね. [Hadassah Klein]: 随分と大層な名前よね?!Sophie は貴方の事何にも言っていなかったわ! [Musa Michaels]: 本当に?(まあ,喋ればボロが出てくるものなあ…) [Hadassah Klein]: ええ,そうよ… [Musa Michaels]: Sophie に確認してみたら? [Hadassah Klein]: そもそもここで何しているのよ?! [Musa Michaels]: 姪に会いに来たのさ.大丈夫? [Hadassah Klein]: ええ…何とか…
Ruth-Meral (profile)
Ruth-Meral は Joseph Raphaelo の勧めのせいで,Lisa Klein と共に異母弟妹 Susannah と Sharon の誕生 party に行く羽目なる.
[Lisa Klein]: 一体どうしたの? [Joseph Raphaelo]: 随分と大きな家だなあって… [Lisa Klein]: あら,知らなかったの?彼女の家は私のとこよりずっと大金持ちなのよ. [Ruth-Meral]: 私には関係のない話よ. [Joseph Raphaelo]: 研究者だって聞いていたんだ. [Ruth-Meral]: Paris に居た時はそうだったわ. [Lisa Klein]: ここは Paris じゃないわ.それに,今の Jeremiah おじさまは研究者じゃない. [Ruth-Meral]: Paris にいて大好きな Mel 叔母様と一緒にいられる方がここにいるより余程良かったわよ. [Lisa Klein]: Joseph Raphaelo がいるのに?私をふって貴方と付き合っているのに… [Jeremiah Baruchowicz]: 一体彼は誰だ?! [Lisa Klein]: 彼が,Joseph Raphaelo よ.よりによって,私をふって,Ruth と付き合っている… [Ruth-Meral]: 彼がいなければ,私は今すぐにでも,Paris に出て行くでしょうね. [Joseph Raphaelo]: ああ…彼は? [Ruth-Meral]: 私のパパ.大嫌いな. [Lisa Klein]: いつもこう. [Joseph Raphaelo]: ああ,貴方が…初めまして. [Jeremiah Baruchowicz]: ああ…すまない…お前が,Ruth の…
Naomi Klausner が部隊に戻ると,親しい同僚の Lily Shlomo に話しかけられる.
[Lily Shlomo]: Shalom,Belle,何かあったの? [Naomi Klausner]: ええ,大有りよ.彼,最近私を避けていると思ったら… [Lily Shlomo]: ああ,例の,ええと名前は何だっけ? [Naomi Klausner]: Baruchowicz よ.Jeremiah Baruchowicz. [Lily Shlomo]: その彼の話? [Naomi Klausner]: ええ,そう.何か隠していると思ったら…彼の死んだ奥さん,アラブ人だったの. [Lily Shlomo]: ねえ,Belle,ちょっとどうかしてない? [Naomi Klausner]: 別に私はどうもしないわ. [Lily Shlomo]: ねえ,一体何があったの?何たってそんな馬鹿な事を言い出す訳? [Naomi Klausner]: 馬鹿な事って,彼がそう言ったのよ.死んだ夫人はアラブ人だったんだって. [Lily Shlomo]: ねえ,そんな事言ってまわるのはよした方がいいわよ.皆に気違い扱いされるから. [Naomi Klausner]: 今だってしている癖に… [Lily Shlomo]: ええ,おかしいとしか思えないわよ.彼と喧嘩でもしたの? [Naomi Klausner]: 喧嘩ですって?本当に,Sophie はアラブ人だったって. [Lily Shlomo]: Sophie? [Naomi Klausner]: 彼の死に別れた夫人の名前よ.偽名かしら? [Lily Shlomo]: 貴方って人が分からなくなってきたわ,Belle. [Naomi Klausner]: それは,私が彼に訊きたい事よ.
こんな場面,どうすれば出るのかよく分からないけど…Naomi Klausner は,Sarah Joav 夫人 に話しかけられる.
[Sarah Joav 夫人]: あら,Belle でしょう?何かあったの? [Naomi Klausner]: 貴方,Sophie のこと知っていたの? [Sarah Joav 夫人]: あら,彼女がどうかしたの? [Naomi Klausner]: 彼女,アラブ人だったそうね? [Sarah Joav 夫人]: まあ,誰がそんな事言ったの? [Naomi Klausner]: Jeremiah よ! [Sarah Joav 夫人]: 冗談を真に受けるものじゃないわ. [Naomi Klausner]: いいえ,冗談じゃないわ.冗談でなしにそう言ったのよ. [Sarah Joav 夫人]: ねえ,大丈夫,Belle?間違っても,そんなおかしな事言い触らしちゃ駄目よ.誰が,Sophie が,西岸出身のアラブ人だなんて信じると思う? [Naomi Klausner]: 私は,彼女がユデア出身ともサマリア出身とも言っていないわ.本当だったのね?そして知っていた. [Sarah Joav 夫人]: 仕方がないわね.ええ,本当よ.でも,言い触らしたりしたら,破滅するのは貴方.誰が,私達のような人間が,占領地出身のアラブ人女性となんか結婚すると思う? [Naomi Klausner]: なんて奴?!
変更しようかなと思ったので(って小変更したりしているのだけど)ここに貼り付け…Naomi Klausner (profile)
Naomi Klausner は,彼の死んだ奥さんがアラブ人だったと打ち明けられたときは,本当にショックだったが,好意は捨て難かった.打ち明けられた後 Ruth に酷い事をしてしまったが…
その次の休暇の時町を歩いていると,たまたま Ruth に出くわす.それで,彼女は Ruth を捕まえようとする.
[Naomi Klausner]: Shalom Ruth!(Ruth-Meral,逃げる)逃げないで.別に何もしやしないわ.(捕まえる) [Ruth-Meral]: 離してよ! [Naomi Klausner]: 約束する,何もしないわ! [Ruth-Meral]: 助けて!離してよ! [Naomi Klausner]: 黙りなさい!何もしないって言っているでしょう? [Ruth-Meral]: だったら離してよ! [Naomi Klausner]: 分かったわ!(離す.) [Ruth-Meral]: 貴方なんか顔も見たくないわ!(走り出す.) [Naomi Klausner]: 待って!(追いかける) [Ruth-Meral]: 貴方なんか死んでしまえ!(梃子摺らせた後,フランス語の雑誌を読んでいる金髪に青い目をした旅行者の陰に隠れる.) フランス語
[Naomi Klausner]:
ああ,すみません,ちょっと…この子を捕まえたいのですけど…[Meral Michaels]: 駄目よ.一体何をする積もりなの? [Naomi Klausner]: 別に何もする気なんてないわ.ただ話をしたいだけよ.何も知らないんでしょう? [Meral Michaels]: 貴方がこの子の身内でないのは分かるわ. [Naomi Klausner]: 私は,この子の父親の愛人なのよ. [Meral Michaels]: あら,こんなところで不倫宣言かしら? [Ruth-Meral]: きゃはははは,面白いわ,Mel 叔母様! [Naomi Klausner]: 何?貴方,この子の叔母なの? [Meral Michaels]: そうよ.彼とは別れたんじゃなかったのかしら,Belle? [Naomi Klausner]: 私の呼び名まで知っている訳? [Meral Michaels]: ええ,そう. [Naomi Klausner]: 性格悪いわね. [Meral Michaels]: 急に人を突き飛ばすのとどっちが酷いかしら? [Ruth-Meral]: ぷー! [Naomi Klausner]: この子を渡して. [Meral Michaels]: 彼とは別れたんじゃなかったかしら? [Naomi Klausner]: いいえ. [Meral Michaels]: 心の整理をつけてもらうわよ.いいこと,二度とこの子や彼には近づかないで. [Naomi Klausner]: 貴方の指図なんか受けないわ.
この character も page にきちんと書きましたけど…
16,17歳で結婚した幼な妻が,夫を殺された復讐をして警察や裁判官(或いは陪審員か?)を出し抜く話なんてどうでしょう?
かなり反社会的かつ反ユダヤ的内容になったりして…
直接殺したラビは,Lisa Klein が殺して,Ruth-Meral が策略を練って自分と彼女の両方を無罪にする…後は,Ruth-Meral がラビを裁判で,過失致死罪という軽罪に処した判事や,証拠隠滅工作を行った警察高官を殺す…結果は,無罪或いは迷宮入り…(もしそんな事件が本当に起こってそれがバレたら社会的衝撃甚大だろうなあ…)こんな感じですけど…どうすれば出来るものでしょう?
こうすれば,Lisa Klein と Ruth-Meral が,偽証する事なしに互いに罪をなすりつける証言が出来たりして…どう思われます?Lisa Klein (profile)
[Lisa Klein]: Ruth 私,あの人殺しを撃ち殺してやるわ.乗り込んで行って,拳銃で頭と体に何発も弾をブチ込んでやる. [Ruth-Meral]: やめときなさい,Lisa .復讐は犯罪よ. [Lisa Klein]: 柄にも無い事を言うのね,Ruth .殺されたのは貴方の夫なのよ. [Ruth-Meral]: そして,貴方も彼を愛していた? [Lisa Klein]: ええ,そう.貴方には復讐したいと言う気持ちはないの? [Ruth-Meral]: あるわ.でも,刑務所に入る羽目になるような事はしたくないの.貴方にもそれは望まないわ. [Lisa Klein]: 刑務所に入るのが何なの? [Ruth-Meral]: 貴方言っていたわよねえ,人生で若くて綺麗な時期は短いって? [Lisa Klein]: 今の私にはもうどうだっていいの. Lisa Klein (profile)
Lisa Klein は,rabbi を殺した後,Ruth-Meral のところに行く.
[Lisa Klein]: 奴を殺したわ,Ruth . [Ruth-Meral]: (Pause)気でも狂ったの,Lisa?自分が殺していないのに,殺したと思いたいみたいね? [Lisa Klein]: 冗談じゃないわ,Ruth ,貴方が彼を殺すのをためらったから私が殺したのよ. [Ruth-Meral]: だとすると随分と無茶な殺し方をした事になるわね?踏み込んで行って,銃を向けて bang ?! [Lisa Klein]: ええ,そうよ.裁判になったら,こう言うわ.貴方が私に自分が殺したと言ったってね. [Ruth-Meral]: そうは言っていないでしょう?(Pause)私が殺したかって?ええ,そう.私が殺したのよ,Lisa,私はねえ,本当は貴方のことなんか大嫌いなのよ.
言葉では正しい事を言うが,相手側の反駁に対して泣き出しやっつけられて見せて,相手側不利に偽証したかの如く見せる高等戦術…
殺される警察高官は,Ruth-Meral の叔母の義妹の Alisa Joav にしようと思っていたのですけど…
Ruth-Meral が混血である事は親戚ですら,下手すると Mossad ですら知らないって言うのは無理があったか…(何しろ,設定だと,祖母だの叔父だのが結構 Mossad を引っ掻き回している事になっている…)
おまけに,完全犯罪の方法論が確立出来ていないところでこんな殺し方だけ作ったら後でガタがくる…Alisa Joav-Kleisky 警視正 は,とうとう,ラビ殺しや判事殺しの謎が解けたと思った.犯人は Lisa Klein だったのだ.彼女が裏切って,親友であるはずの Ruth に罪をなすりつけたのだ.
[Alisa Kleisky]: ラビ殺しと判事殺しの犯人は貴方ね?Ruth に罪を着せたのも.もし,あの時,Jerusalem の医院で,Natalie Portman と動物の権利云々なんて訳の分からない論争をしていなかったら,間違いなく彼女が殺人犯だと言う事になっていたはずだわ.何て事をするの?親友を裏切って… [Lisa Klein]: 彼女は親友なんかじゃなかったわ.昔から永く付き合ってきたけど,親友になんか全然なれなかった. [Alisa Kleisky]: まあ,何て事を言うの?一体,Ruth の何が気に食わない? [Lisa Klein]: 気に食わないと思っていたのは,彼女の方よ.今は,違うわ… [Ruth-Meral]: Shalom Areichem ,Pani Kleisky!(彼女に銃を向ける) [Alisa Kleisky]: 一体何の真似?これは…どういう事なの? [Ruth-Meral]: 予定していたことよ.貴方が一人で来るのも,ここに来るのもね.言っておくけど,判事を殺したのは私よ.ラビの方も自分の手で殺したかったけど…そして次は貴方.(射殺する.)
って問題もあったりして…そうでないと,問題山積するにゃあ…
[Lisa Klein]: 貴方は自分しか愛せないのだと思ってたわ. [Ruth-Meral]: 彼を愛していなければ中絶していたわ.結婚だってしなかった. [Lisa Klein]: 彼は復讐を望んだかしら? [Ruth-Meral]: 自分で殺しておいて何?本当は私が自分の手で殺したかったのよ.まあ,こんなところから裁判所を騙せるなんて凄い奇跡だけど… [Lisa Klein]: 私を助けたのは,友情のため? [Ruth-Meral]: いいえ.私が貴方のこと好きだったと思う? [Lisa Klein]: いいえ… [Ruth-Meral]: 復讐のためよ. [Lisa Klein]: そのために危険を冒した訳? [Ruth-Meral]: 貴方はどうなのよ?
Naomi Klausner は,boy friend もとい夫を殺されていると言う理由で,あのラビを殺したのは Ruth-Meral でないかと疑う.
[Naomi Klausner]: あのラビはお前が殺したの? [Ruth-Meral]: いいえ,でも,殺したのが自分だったらどんなに良かったかしら? [Naomi Klausner]: ねえ,お前はそれでいいのかも知れないけど,私や皆には違うわ.いい,これは殺人よ.お前に犯罪者になって欲しくないし,刑務所に入って欲しくもないわ.それに,宗教右派のテロにも拍車がかかれば… [Ruth-Meral]: 彼らがテロをやるのは私のせいじゃないわ.殺人犯のせいでもない.それに,私が犯罪者になろうが,刑務所に入ろうが,貴方たちには関係のない事よ. [Naomi Klausner]: 継母かも知れないけど,私は家族よ.関係ない訳ないわ.助けたいのよ. [Ruth-Meral]: 私を嵌める積もり?私に“殺した”と言わせて,警察に突き出す積もりでしょう?でも残念.私はあのラビを殺してなんかいないし,その手助けをした覚えすらもない. [Naomi Klausner]: それを聞いて素直に喜べればどんなにいいかしら? [Ruth-Meral]: ふうん,素直にそうだと納得したら喜ぶ訳? [Naomi Klausner]: 喜ばないのはお前の方でしょう?私が人を殺したなんて話になったら嬉しいことでしょうとも.でも,私は,過去にどんな事をしたと言うにせよ,今は,今のお前の事がとても心配なの.貴方は今までだって,勉強の事を除いては不安定でどう仕様もなかったけど,最近は特にそう. [Ruth-Meral]: 放っておいて貰えません?
以下転載.
ご開設、おめでとうございます。 投稿者:FITOMARO 投稿日:2000/10/01(Sun) 05:55:32 まず、作品のテーマを教えてください。
何なのやら…こんなの書く気になったのは,David K. Shipler の“アラブ人とユダヤ人”(朝日新聞社)の“愛の罪”の章に出てきた,右派のユダヤ人男性と恋の落ちたパレスチナ人女性(イスラエル放送 の interview の転載)の話が興味深くて,それを想像で補って押し広げた(こっちが大半か…)ものなのですけど…(今は手元にない…)
って,元々,Episodes 分けなんてしていなかったのだけど…
“気立ての良く人のいい人種差別主義者”を描きたかったとでも言うべきなのかなあ…
“気立ての良く人のいい人種差別主義者”ですか。今の洗脳が蔓延した日本では分かりにくいキャラクターといわれそうですが、僕はよく理解できますよん(^^)
“シンドラーのリスト”をそんな観点から批判していましたね.
人種差別主義者じゃなければ,反アラブか…
父親を殺されたというので憎んでいるという以上の設定はしていなかった…
連載にしたらとか言っていましたが…
どこからはじめよう?
・デモで衝突して,ユダヤ人男性の方が,アラブ人女性の髪を引っ張り,芝生からコンクリートの上につまみ出す.
・男性が女性を数度大学のロビーで見かけ,興味を持ち,女性と政治の話をしたいがために追いかける.
・何とか最初の date に漕ぎ着ける.ロマンチックなところなど全く無し.
・男性が女性のところを数回訪れる.
・男性が女性に,戦争で兄弟を殺されたからアラブ人が憎いと言い,それに対して,女性が,“それは気の毒だけど,殺したのは私じゃない.私は私でしかない”と返す.
・それから,二人は上手く行き,数度 date し,やがて愛し合うようになった.
大体,上の枠組みで動かして,本にかかれている実際の例では,その後,引き裂かれる事になりますが,Main Episodes ではくっつけて,子供まで出来る設定でやります.
それは,Ruth-Meral の設定がある事からも明らかな通りです.
実際にあった話では,Sophie の model は名前も不明,背景も,占領地出身である以外不明です.Sophie につけた背景には,実際にはありそうにないくらい無茶苦茶なものもあります.
奇蹟とは,神が法則を書き換えたり停止させたもう事.そしてそれは厳密に確定されねばならないので難しいが…
アラブ人とユダヤ人のカップルでは,男性がアラブ人,女性がユダヤ人と言うのがその逆より圧倒的に多く,また,イスラエル国籍の者同士の couple が,占領地出身との couple よりも多い.
その意味で,Jeremiah と Sophie は奇蹟的な couple .その子供の Ruth がいくら,自分は混血なのだと言っても,父親を知っている者は極一部を除いて,誰も信じまい.
1983年10月,イスラエル放送は,右翼のユダヤ人と暮らしてきたという28歳のアラブ人女性との注目すべきインタヴューを流した.彼女の愛と苦しみは,つぎつぎ口をついて出る悲しみと怒りのことばによく現れていた.彼女はヘブライ語で話し,名前は言わなかった.苦しげな話し声といい,激情に駆られた語り口といい,絶望の深さをはっきり物語っていた.彼は“熱心なリクード党員”だった.ということは,ベギンの率いる右翼リクード連合の支持者で“アラブ人を虐殺するとか言っていました”と彼女は話した.“私はパレスチナ国家に賛成で彼は反対でした”.ヘブライ大学でこの問題をめぐって二つのデモがぶつかったとき,彼は彼女の髪の毛をつかんで芝生から引きずり出した.“その後,彼は,二,三度,私を学生ロビーで見かけて興味をもちはじめました.……そこで彼はなんと,政治の話をしようとして私を追いかけだしたんです.デートといっても,全然ロマンチックじゃありませんでした.その後,彼は私のところへやってくるようになり,コーヒーを飲んだりしました.カルダモン入りのコーヒーです.—あの人,ポーランド系の家の息子なんです.で,彼は,なぜ自分の気持ちが傷ついたのか,なぜアラブ人を憎むのか,ただ憎いからだ,といったことを話しだしました.”なぜ彼は憎んだのか.彼の兄弟が戦死したんです.私は言いました.‘それはとってもお気の毒だけど,戦争を始めたのは私じゃないわ.私じゃないのよ.私は,私は,私でしかないわ’”そう言って彼女は笑った.“それで,うまくいきました.あっちこっちでデートしました.なにごとにも自然の成り行きがあります—私たちは愛し合うようになりました”.そこで彼女はため息をついた.“彼は,自分が罵倒するデモの中にいたパレスチナ人に恋したわけだし,私は土地をかすめとっていく熱烈なリクード党員に恋したわけです.私たちはいっしょに暮らし,とてもうまくやってきました.二人とも政治のことには触れませんでした.いつも政治を無視しようとしました.だから家にはテレビも置かなかったんです.ニュースを見てけんかを始めないようにね”
“私の仲間のパレスチナ人学生は,私を村八分にしました.私がユダヤ人とつき合ったからって,売女(ばいた)と呼ばれました.私が片っぱしからユダヤ人たちと寝ると思ったらしいんです.ある日,彼の友だちがアラブ人学生といっしょに徒党を組んだんです—気分転換に,はじめて意見が一致したんです.気分転換のためにね—.で,みんなで彼をやっつけようということになったんです.寄ってたかって彼を殴りつけ,彼の歯をたたきつぶしました.もちろん彼は苦しみました.私も苦しみました.彼の両親のところへはよく行きました.彼らはほんとに私を愛してくれました.私がアラブ人だと知っていながら,私を受け入れてくれました.だから彼らも悩みました.部屋の中には彼の兄弟の写真が置かれていました.私にだって両親の気持ちはわかります.たしかに,その人を殺したのは私じゃなかった.彼の両親もそれは分かってました.でも息子にパレスチナ人とは結婚してもらいたくなかった.私たちはかれの両親に家から追い出されると,もう一方の方へ移ることにしました.私がもといた〔占領〕地区へ戻ることにしたんです.私の両親は,これまでにないショックをうけました.彼らは,私にこういうボーイフレンドがいるのを知ってました.二,三度会ってもいました.とってもいい人だ,と言ってました.とってもいい人だけど,じつに残念なことにユダヤ人だ,というわけです.彼はとても豊かな家の出身で教養もあり,すばらしい人間で,めったにお目にかかれないような人でした.彼は青い目をしていて,とてもハンサムでした.で,私の両親のところへ来て,彼は言いました.‘はっきり言います.彼女がほしいんです’.父は頑固でした.母も頑固でした.‘絶対にだめだ.うちの娘があんたと結婚するわけにはいかない’.そこで彼はあれこれ考えました.逃げるとか駆け落ちするとか.でも,私はあくまで現実を忘れませんでした.何で生活をたてるのか,私たちは何をするつもりなのか,どこへ行くのか,といったことです”.ここでまた,彼女は長く深いため息をついた.
“私たちは別れる決心をしました.でも,うまくいかなかった.もう一度別れようとしたけれど,うまくいかなかった.二人とも懸命に自分の気持ちと闘おうとしていました.両親は私が苦しんでいるのをしってました.それを見て,両親もずいぶん苦しみました.でも,こう言っただけでした.‘それでいい.彼とは別れるんだ’”
彼女は精神状態がおかしくなり,6ヶ月間,精神病院に入院した.“半年間,彼に会わせてもらえませんでした.彼が訪ねて来ても,両親は私を会わせようとはしませんでした.で,たぶん,その効果があったんでしょう.残酷に聞こえますが,その効果があったんです.で,彼は結局,エルサレムの神学校(イェシェヴァ)へ行くしかなかったんです.彼はバアル・テシュヴァというのになりました”.これは,キリスト教再生(もともとの意味は激しい宗教体験によって信仰をよみがえらせること)派のように,ふつうの生活をしながら極端に信仰心の厚いユダヤ人をさす.“時たま町なかで彼と出くわすことがあります.でも彼は私に話しかけません.彼は信心深く,私は女性だからです.でも彼が私の顔を見ると,目に涙をうかべているのが分かります.そうして私に話しかけてます.‘忘れてないね’.私は答えます.‘忘れてないわ.そんなことありえない’.彼はまだ結婚しておらず,私は彼に会うたびに一週間は気持ちがかき乱されます.こう言うと,ちょっと,金曜日に流されるアラブ映画か昼メロみたいに聞こえるでしょうが事実でした.今でも胸が痛みます.そんな二年間を忘れることはできません.だから今でも,ぴったりくる夫を見つけるのがむずかしいんです.あの人だったら,私の全人生を捧げてもよかった.ところが彼を失ってしまった.なぜなのか.私には分かりません.だれのせいなのか.私には分かりません.私の中には大きな疑問符があります.おそらく死ぬまでこの疑問符を背負っていくんでしょう.どうしようもありません.これはイスラエル国家の問題です.中東の問題です.何もかもユダヤ人とアラブ人の問題です.それについて,打つ手はありません.すべて政治で始まり,政治で終わるんです.個人の問題でも,政治と切り離すわけにはいかないんです.あの人も,私が大好きだったあの人も,あの人の兄弟が戦死したことも,その写真が壁にかかっていることも,どうしようもないことです.あるとき,私が彼の予備役兵の制服を洗たくしたことがあります.彼がそれを着てサブラかシャティーラみたいなところへ出かけられるように,です.もし彼があそこの出来事に加わっていたら,私は耐えられなかったはずです.彼の顔をまともには見られなかったはずです.彼の子を生むことはできなかっただろうし,彼がおなかをすかしてても料理をする気にはなれなかったはずです.私は我慢できなかったでしょう.何はともあれ,私はパレスチナ人です.何はともあれ,あの人はユダヤ人です.”
“これでよかったかどうか,私には分かりません”と彼女はことばをついだ.“私には分かりません.でも,アラブ人の男性とでは,決してうまくいかないでしょう.今,私は28歳です.アラブ人の男から見て,私の株が下がっているのは知ってます.男性の方が私に夢中になることはあるでしょう.でもその家族が賛成しないでしょう.私はユダヤ人の社会がなぜこんなふうに動くのか分かってます.なぜ自分がこういう自分なのかだって分かってます.でも,どこでこの話を終わりにすればいいんでしょう.どうしたらいいのか分かりません.
Arab and Jew : wounded Spirits in a Promised Land by David K. Shipler 1986.
(邦訳:“アラブ人とユダヤ人 「約束の地」はだれのものか”千本健一郎訳 朝日新聞社,1990年)
確かに断片的ですね(笑)
しかしストーリーを全体的につなげて練り直せばかなり面白いと思いますよ。政治的な話、とくにイスラエル関連の政治バックグラウンド(普通の日本人が知らない)をわかりやすく描けば絶対面白いですよ。カートボネゴットの小説みたいにバラバラだけど全体としてみればまとまっている、という作り方もありますし・・・がんばって下さい。
キーは「情報」なんですよ、多分。
みんな小説を読むだけでなくそれに付随した「情報・知識」を求めているんですよ。
読者がこれを読んで、「おおっ、これでユダヤ人の複雑な社会状況がなんとなく分かったぞ!」という気になれば良いんですよ。そこを突いてください。モサドとかやたら詳しかったじゃないですか。あれを使うんですよ。
記事直下の返信用 form から投稿して下さい.散逸しますから.
ログファイルを直して,番号整理しようと思っていたのですけど,なかなか繋げられないので,返信せずにいました.
私は然程詳しいと言えるかどうか…査読委員会なんか作られたらどう叩かれるだろうって感じですよ.
名前が全て英文表記で,ヘブライ語表記になったらどうなるか殆ど考慮されていないし,そもそも知らないこと.(下記参照.)http://www.venus.dti.ne.jp/~entaro/ivrit/names.html
尤も,そもそもヘブライ語自体読めもしなければ話せもしないのだけど…
せいぜい,story の一貫性くらいかなあ…
大体,肌で Israel 事情を感じている訳では全然ないですからねえ…
正確性なんてここに存在するのかなあなんて感じ…一様調べているものもあるけど…
番外編的な方の為に出来た設定が,本編の設定をかなり胡散臭くしていたりして…
それ以前に,Spy Professor と呼ぶに足るアラブ人は如何程存在し得るものだろう…
誰が何を書き込むというのかすら不明ですが作って見ました.
私の力量では永遠に断片的な小説もどきが小説になるとは到底思えませんが…
興味のある人は書き込んで下さい.(って誰も興味ないか…)
これは高校や大学で一緒だった皆に知られておりますので,間違っても盗作を行ったりしないで下さい.
一様,宣伝なしで,見つけた人には開放みたいな感じになっているけど…
とりあえず、足跡を残しておきます。
つくって3日は経っているのに誰も来ないのには少し驚いていました.
一番乗りは村上さんでと.
外伝ですけど,どんな話だったのでしょう?記憶にある限りで再現出来ないでしょうか?
新規投稿の方にまとめました.
ログファイルを弄って失敗して,その修復の過程で書き込みが消えたかも知れません.